こんなところでも鬼/滅ブームが浸透しています。
そろそろDVD発売ですので。
元々はTVシーズンが終わって劇場版を観に行く前に書いたものを加筆いたしました。
羊「これは流行に乗るべきだと思うのよね」
蓮美「もうすぐ劇場版DVD発売だものね!!」
零韻「さすがに知ってる。原作もアニメも見た」
羊「じゃあ話が早いわ。鬼/滅の基本は『兄妹の絆』よ」
零韻「もういい。皆までいうな」
蓮美「零韻の禰󠄀豆子ちゃん、可愛いと思うわ」
零韻「あ、うん、まぁああいうのだったらそんなに抵抗ないかな…」
羊「蔵人兄さんに言われて護身術で合気道やってるしそこそこ格闘戦イケるっしょ」
零韻「ていうか兄さん本当に炭治郎でいいの?どう考えても柱か上弦クラスなんだけど」
羊「それなーーーー」
蓮美「個人的には縁壱さんを押したいわ」
零韻「最強じゃん」
羊「異論は認める」
蓮美「あ、でもでももちろん柱だって捨てがたいわ。煉獄さんとか絶対ハマり役だと思うし宇髄さんも見てみたいかもしれない。ちょっと変化球で冨岡さんもいいと思うしなんなら伊黒さんや不死川さんも全然イケちゃうと思うし錆兎なんて演じられたら私呼吸困難になってしまうかも」
零韻「すごい。ここまでノンブレス」
羊「蔵人兄さんハイスペックすぎてなんでもやれそう。
むしろ無理難問押し付けられても全集中の呼吸の常中すらガチで習得しそう」
零韻「兄さんならやりかねない。多分やり切る」
蓮美「じゃあ羊は何がやりたい?私は…珠世さんかしら」
零韻「おこがましい。非常におこがましい。愈史郎に謝れ」
羊「蓮美は…属性的にはカナエさんで、しのぶさんもアリ?」
蓮美「あ、そっちね」
羊「だって珠世さまは鏡珠母さん一択じゃん」
零韻「ウッ」
羊「なんで被弾してるのよ」
零韻「あまりにもハマり役すぎて」
羊「あたしは…そうね。アオイちゃんかな」
蓮美&零韻「わかる」
蓮美「まさかのサブキャラ」
羊「だって蜜璃ちゃんってカンジじゃないしカナヲはそもそも属性が違うし」
蓮美「ねぇ。今ちょっと思ったんだけど…私たち三人で蝶屋敷のきよちゃん・なほちゃん・すみちゃんやったら万事解決するんじゃ?」
羊「ンフッ」
零韻「やってみたら面白いと思うけど何が解決するのか小一時間ほど問い詰めたい」
蓮美「話を戻すけれど…やっぱり蔵人兄さんは炭治郎一択だと思うのよね」
羊「あたしも今アニメ3話見直したんだけど、あの炭治郎は恋に落ちるわ」
零韻「いつの間に」
蓮美「でもでも!兄弟子という意味では錆兎も捨てがたいの!本当に、本当に捨てがたいの!!」
羊「蓮美さんちょっと落ち着こうか。前々から思ってたんだけどね、蔵人兄さんのあの技術、並大抵の努力じゃ身につかないと思うのよね。もちろん天性の素質はあると思うわよ、あの鏡珠母さんの息子だし。
一回ドラマのゲストで共演したことあるんだけど、とんでもない圧力なのよ」
零韻「ああ、何年か前の刑事ドラマ?兄さんが新人刑事役だったやつ」
羊「撮影当初は『お前のどこが新人刑事の演技なんだ。個性で役を、作品を壊すな。それじゃただのテロリストだろ』って監督に怒鳴られてたわ。存在そのものが他のキャストまで飲み込んじゃうっていうか…
鏡珠母さんが『無重力の天使』なら蔵人兄さんはさしずめ『重力の特異点』ね」
零韻「ブラックホールじゃん」
羊「それくらいスキルゲージがおかしいのよ。『そつなくこなす』なんてレベルじゃなくて…
あたしは役者じゃないから詳しいことは分からないけれど、蔵人兄さんって目的の為なら手段を選ばないところがあるじゃない?あたしたちの知らない、見えないところで尋常じゃない努力をしてるんだと思う。そりゃああたしだって撮影前は減量だったり念入りにコンディション整えたりはするけれど…蔵人兄さんの場合は、『役を演じる』んじゃなくて『役を自分の血肉として取り込もうとしてる感』が半端ないのよ。演技はほぼほぼ素人のあたしでもひしひしと感じるのよね…そういう意味では、妹の為にまさに血の滲む努力をしてる炭治郎、全然ありだと思わない?」
零韻「……」
蓮美「そうなると『俺と禰󠄀豆子の絆は引き裂けない』の言葉の重みもグッとくると思う」
羊「…えっ。ちょ、ちょっと零韻。どうしたのよ、なんで泣いてるの」
零韻「えっ。あ、うん…何で、かな…」
零韻(血の滲むような努力…私は、22年間ずっと同じ屋根の下で暮らしていながら、兄さんのそんな姿、見たことない…そりゃあドラマの放送があった日は自分の部屋のPCで番組を録画して夜遅くまでチェックしてるのを見たことはあるけど…
私にとって兄さんは「なんでもできて当たり前の人」だったから…そんなの、考えたことも無かったな…)