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Tune the Rainbow  作者: Grimgerde
1/10

「いいインナーの日」と聞きまして。

【登場人物】

■探湯一家

・探湯 星一(クガタチ セイイチ:年齢不詳)

一家の大黒柱。とある企業の技術開発者。

普段は帰りが遅く、なかなか家族と顔を合わせることがない。

一か月家を空けることもザラにある。

息子とは犬猿の仲。愛妻家で娘を溺愛しているが、愛情表現が不器用。


・探湯 鏡珠(クガタチ ミタマ:年齢不詳)

星一の妻で、星一のことを「スター」と呼ぶ。

料理と庭の手入れが大好きな専業主婦。夫と子どもたちを誰よりも愛し、慈しんでいる。

悪意というものをまるで感じさせない、やや天然なところがある。

元・タカラジェンヌで、その卓越した表現力から「無重力の天使」の愛称で親しまれていたが、

星一と結婚後、息子の妊娠が分かるとあっさりと芸能界から引退。(旧姓:桜塚蹟:サクラヅカセキ)

引退して20年以上経った今でも、ファンからの手紙や花束が贈られてくるという。

ガーデニングの他にもフラワーアレンジメントやハンドメイドなど、幅広く趣味を楽しんでいる。

代表作は「舞台・ローマの休日」「舞台・ロミオとジュリエット」「大河ドラマ・QueenKyrie」

「忘れないでね。どんな時も、どんなことがあっても、私はあなたたちのお母さんよ。」


・探湯 蔵人(クガタチ クラウド:25歳)

星一と鏡珠の長男。

母のことは敬愛しているが、父に対しては露骨に嫌悪感をむき出しにする。

妹には並々ならぬ愛情を注いでいて、たまに鬱陶しがられる。

幼少期よりモデルとして活躍していたが、現在はモデル兼アクション俳優。

気になったものはなんでも取り入れる積極的な性格で、元々護身術のつもりで習っていた総合格闘技にハマッてしまい、カポエイラの型を取り入れた蹴り技を中心とした独特の格闘スタイルを確立しており、脚力と卓越した身体能力を生かした「アクロバティック剣舞」が得意。

興味本位で始めた居合術も気に入り、とある道場に門下生として在籍している。

母の影響でハーブの知識もあったり、自分で自作PCを組み立てたりと、割合万能感がある。

恋愛経験も豊富。非常に自由人で幼馴染組のことも本当の兄弟のように可愛がっている。

だが料理だけはダメで物損事故が多発し、零韻が台所に一歩も入れないレベル。

「俺はお前が生きてくれさえすればいい…本当に…本当にそれだけでいいんだ…」


・探湯 零韻(クガタチ レイン:22歳)

「虹」の主人公で星一と鏡珠の長女で蔵人の妹。家族内で一番の常識人かもしれない。

都立芸術大学に通っている画家の卵で探湯家のアイドル。

昔、夢で見た「真っさらな青空に浮かぶ虹の橋と咲き乱れる花畑」の絵を、寸分違わず再現したいと思っている。おそらく幼いころ死別した著名な画家であった祖母の影響だと思われる。

なかなか家にいない父とどう接していいか分からずにいるが、

母と仲良くしているところを見るのは嫌いではない。

熱量の多い家族の愛情に、たまに脳内がパンクしそうになる。

ほぼ毎日好き好き可愛いと母と兄にベタ褒めされているのに一向に慣れない。

兄や母と違って注目されたり派手な場所に出るのが苦手。

兄と同じく母似なのは自覚しているが、自分を着飾ることに頓着がない。

大学の近くのカフェでバイトしている。

大学でもバイト先でも「ミステリアスなクールビューティー」で人気があるが、本人は意に介さない。

絵画科で日本画を専攻しているが、「色」に非常に強いこだわりを持っており、色々な画材で色々な色を調合するのが趣味。

人物画を描くのも好きで、常に鞄にはクロッキー帳と3B~3Hの鉛筆を入れて持ち歩いている。

ただ、自分以外の家族が偉大すぎて自分がどういう方向性に進むべきか悩んでいる。

絵を描くのが好きだが、祖母と同じように画家として食べていくつもりなのかどうなのか。

未だ模索中である。

「あの虹はとても綺麗で…信じられないほどの透明感なのに、鮮やかで、美しくて…

『描きなさい』って、お祖母ちゃんが導てくれてるような気がする…」


・探湯 菖蒲(クガタチ アヤメ:??)

星一の実母で零韻たちの祖母。高名な画家であったが零韻たちが幼いころに他界している。

戦争撲滅や貧困・差別など、社会問題を多く取り上げた現代派の画家として有名だったらしい。

本名「アイリス・フーガ」。ドイツ人で日本の探湯家に嫁いできた。

零韻と蔵人はクォーターで、母・鏡珠は黒髪だが父・星一がブラウンの髪なので二人とも濃いブラウンの髪に、深いダークブルーの目をしている。

「零韻、虹の多面性を…言葉では到底表現しきれない可能性を忘れないで。

英語のRainbowレインボーは「雨の弓」、フランス語ではアルカンシエルといい、『空に掛かるアーチ』を意味するの。

空に掛かる橋…虹はすべての想い、すべての命を繋ぐ架け橋なのよ」


■零韻の幼馴染たち

・春枝 羊(ハルエダ ヨウ:23歳)

人気タレントでとある女性雑誌の専属モデル。

幼馴染組のムードメーカー的存在で月翔と結婚している。新婚。

湯探家とは隣近所で家族ぐるみの付き合いがあり、料理も鏡珠から教えてもらったことがある。

「こんな身体でもね、あたしは結構気に入っているのよ。

『春枝羊という商品』があたしは大好きだし、みんなに愛されたいと思う。

でもこの心だけは…魂だけは、ずっとずっと月翔だけのものよ」


・牛衛 月翔(ウシエ ツキト:24歳)

小児科の医師。「子供たちの笑顔が見たい」という夢の為に日々精進している。

羊と結婚している。大人しい性格だが、笑顔で毒を吐く。やや天然でたまに軸がブレた発言をする。

零韻たちとは小学校からの付き合いで、羊とは中学時代からの恋人同士。

「蔵人兄さんは…僕たちの、よりもっと高いところから色んなものを見ているよ。

そうだな…僕たちが五感の中で生活しているのだとしたら、多分兄さんは第六感に特化してる。

僕たちより一つ上の階層から世界を見て感じて行動してるんだと思う。」


・眠目 蓮美(サッカ ハスミ;21歳)

イマジン・シーのトレーナーで、イルカやシャチのショーに出演したりしている。

寿城とは恋仲でお互いのアパートを行き来している。

「大和撫子」という言葉がよく似合う、穏やかな性格をした美人だがヲタク色が濃くやや多弁。

零韻・羊の三人の中で抜群のブロポーションをしているが、胸が大きすぎるのがちょっぴり悩み。

「相手を受け入れることはとても大事だわ。

でもね、自分自身がちゃんと気持ちよくなって満足できることは、もっともっと大事なの。

それは心もだけれど、身体も一緒。私は寿城に抱っこされている時が一番幸せよ」


・五雲亭 寿城(ゴウンテイ トシキ;22歳)

一等海上保安士 航海士補(潜水士)で蓮美と付き合っている。

熱い性格をしているが、直情すぎるが故に蔵人と月翔の三人で集まると大抵はイジられツッコミ役に回る。

負けず嫌いで元々は水泳の選手を目指していたが、とある理由で潜水士を目指すことになった。

空手とボクシングが趣味で、アパートで猫のジャンヌと犬のニコ(ニカノル)と暮らしている。

「兄貴にはずっと憧れてる。でも全然追いつけねぇ…隣に並んだと思ったら、すぐ引き離される。

こっちは全力疾走してんのに、兄貴は涼しい顔で俺の数歩先を歩いてる。

兄貴はいつだって揺るがない、迷わない、諦めない。その強さが、羨ましい」


■零韻たちを取り黙人々

・瑠璃川 絵美子(ルリカワ エミコ:42歳)

零韻の大学の美術顧問で日本画専攻の教師で、零韻は絵美子の指導を受けている。

映画鑑賞や観劇が趣味で宝塚、ひいては鏡珠の大ファンでもある。

「鏡珠さんが蔵人くんを身籠って芸能界を引退したとき…本当に悲しかった。

あんなにも美しく、繊細で優しく、存在感のある女優は他に居なかったから…

結婚したことで、芸能界は「桜塚蹟 鏡珠」という至宝を失ってしまった…

だからこそ許せなかった。鏡珠さんを攫っていった、探湯星一という男が」


・真壁 愛之助(マカベ アイノスケ:48歳)

鏡珠のかつての共演者。芸歴35年以上のベテラン俳優であり、星一とも交流がある。

古武道と居合の達人で蔵人の父親代わりでもある。

「蔵人。お前は嫌がるかもしれんが…お前のそういう不器用なところ、本当に親父さんにそっくりだよ」


・藤郷 呉羽(トウゴウ クレハ:50歳)

零韻の大学の教授で美術評論家でもある。菖蒲の絵を世に広めたのも呉羽で、

皮肉屋だが零韻にもその才能を開花させて欲しいと願っている。

「色だ。菖蒲さんも君の絵も…非常に色に特徴がある。

菖蒲さんは絵だけではなく、とても代えがたいものを遺したようだ…血だよ。

君の絵には確かに菖蒲さんの遺伝子が受け継がれている。」


・名嘉月 藍(ナガツキ ラン:21歳)

零韻の大学の後輩でビジュアルデザインの専攻をしている。

菖蒲のファンだが、何より零韻自身に想いを寄せているのになかなか告白できずにいる。

名前だけだとよく女性に間違われる。

「そりゃあもちろん、零韻先輩のほうが好きですよ!

あ、いや…絵の話です…絵の…」


・二階堂 潤葉(ニカイドウ ヒロハ:19)

零韻のバイト先の先輩。年下だが潤葉のほうがバイト歴は長い。

こちらも口数が少ないが恐ろしいほどの美少女で、零韻と二人でバイト先の名物になっている。

バイトの後輩である零韻に対してもちゃんと敬語で話す真面目な性格ではあるが、年相応にお茶目。

「ウチは女ばかりなので、零韻のお兄さんがちょっぴり羨ましいです。

私も早く彼氏を作らなくっちゃ」


・伴田 和泉(ハンダ イズミ:25歳)

羊の専属スタイリスト。憎まれ口を叩くが、羊の魅力を最大限に引き出している良き理解者の一人。

極振りのツンデレ。

「この私がセッティングしたんだからおかしいハズないでしょ?!

貴方の魅力を1000%引き出せるのは、この私しかいないんだから!」


・高木 陽介(タカギ ヨウスケ:22)/二等海上保安士・主計士補/潜水士

・斉藤 湊斗 (サイトウ ミナト:27)/三等海上保安正・機関士補/潜水士

・蒲田 鉄平(カマタ テッペイ:21)/三等海上保安士・通信士補/潜水士

・阿須富 彰彦(アストミ アキヒコ:25)/二等海上保安士・主計士補

・軽部 一颯(カルベ イブキ:29)/一等海上保安士・通信士補/潜水士

・炵 純一(トウ ジュンイチ:36)/一等海上保安正 首席航海士/潜水士

・府岡 秀幸(フオカ ヒデユキ:40)/三等海上保安正 主任主計士/補給長

・寧山 大輔(ネイサン ダイスケ:54)/二等海上保安監 船長

寿城の乗船する海上保安部巡視船「たぎり」のメンバーたち。寿城と陽介はバディを組んでいる。

※巡視船「たぎり」は架空の船舶です。

寿城と湊斗はダイブマスターの資格を持っており、湊斗は特殊救難隊を目指している。

炵は海上保安大学校特修科出身のエリートで隊長として寿城たち潜水士をまとめている。

斎藤「センセー、寿城くんが彼女の写真見てニヤニヤしてまーす」

蒲田「えっ?!うそ!うっわめっちゃ可愛い!!めっちゃスタイルいい!!

めっちゃ胸おっきい!!めっちゃ美人!!男の理想全部詰め込んでる!!!」

高木「蓮美ちゃんだろ。上から88:56:87ぐらい」

斎藤「なんだよ高木、会ったことあんのか」

高木「一回寿城と三人で飯食いに。あーーもったいないなぁー寿城にはホントもったいないなーーーー!!」

寿城「お前ら全員甲板に出ろ。錘付けて海底に沈めてやる」

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


蓮美「うーーーーーん…」

羊「見ないフリをしようとしてるんだけど、どうしても視界に入ってしまう。

どうしたの蓮美、下着のカタログを片手に悩んで」

蓮美「10月9日が私の誕生日だったから、自分に何かご褒美買うのもいいかなって」

零韻「次元の狭間で誰かがくしゃみしてるのは気のせいか」

羊「チュチュアンナさんじゃん。可愛いのからクールなのまで、乙女心鷲掴みのブランドさんね。

あ、これ可愛い」

蓮美「サイズも豊富だから助かるの。なかなか私のサイズってなくて…

ただ、またサイズが変わったみたいだから計り直さないと」

零韻「痩せたのか?」

蓮美「ううん。寿城と付き合い始めて、今のサイズが窮屈になってきたの」

羊「ほぅ」

零韻「ほほぉ」

蓮美「えっ?……やだ、やっぱり胸って揉まれると大きくなるものなの?」

零韻「えっ」

羊「今さら????」

蓮美「えっ??」

羊「問おう。貴女のサイズは如何ほどか?」

蓮美「今付けてるは、Eの70」

羊「ワイヤー入りで?」

蓮美「入ってないと支えきれなくて安定が悪いわ」

羊「……………A65のあたしには未知の世界だわ」

蓮美「羊も月翔にマッサージしてもらえばいいわ」

羊「マッサージ!!!!いやらしい!!!!」

零韻「新婚が何言ってるんだ」

羊「月翔もあたしも、胸にそんなにこだわりがないのよ。一度経験してみたいとは思うけど、重たそうだし」

蓮美「実はちょっとイルカショーの時窮屈かなって」

零韻「針刺して脂肪吸い出せばいいじゃないか」

蓮美「やだ怖い!痛そう!零韻やってみせてよ!」

零韻「私別に困ってないし…って何するんだ羊!!」

羊「うーーーーん、この手ごたえ…C70ぐらい?」

零韻「なんで触っただけでアンダーまで分かるんだ」

羊「ふふふ、女性誌専属モデルをなめんじゃないわよ。ついでにどんなブラつけてるか見てあげるわ」

零韻「発言のそれが完全に下品なスケベ親父なんだけど」

蓮美「あらシンプル」

羊「え、ホントにシンプル。しかもグレー?!なんで?ねぇなんで?!」

零韻「レースとかフリルが付いてるのはなんか苦手だ」

羊「何言ってるのこの子」

蓮美「だからってこんなスポーツブラみたいなのはさすがに蔵人兄さんが可哀想」

零韻「それこそ兄さんは関係ないだろ!」

羊「蓮美、カタログ貸して。アンタってばホントこういうことに無頓着なんだから…!

ジュニア用のブラでもピンクのリボンぐらい付いてるわよ……こんなのどう?」

零韻「ヒエッ。い、いやだ!赤は嫌だ!いかにも「召し上がれ」って感じでなんかいやらしい!!

せめて紫か青にしてくれ!!」

蓮美「紫のほうがよっぽど官能的かと。こっちなんてどう?」

零韻「うわぁああああ無理!無理ィ!紫か青って言ったじゃないか!!

こんなお花畑みたいなキラキラふりふりしたブラなんて絶対無理だ!!!

こんなの装備するくらいなら舌噛んで死ぬ!!!!!!」

羊「この拒絶反応のすごさ。前世でブラに家族を喰い殺されたの??」

零韻「わ、わかった!わかったから…これ。これならいいだろ?」

羊&蓮美「地味!!!!!!!!!!」

零韻「自分の作品の評価が地味だと生きていけないけど、下着が地味でも生きていけるじゃないか!!」

羊「アンタが星一おじさま似な中の下ぐらいの一般ピープルな顔ならあたしも妥協した!!

でも仮にも鏡珠母さん似の美人で蔵人兄さんの妹っていう、そこだけでもうすでにハイスペックな人間が

こんな平々凡々な下着を身に包んでるっていうのがもうすでにあたしの美意識に反するわ!!」

蓮美「おじさま、美形ではないけれどちょいワルぐらいなら全然イケると思うの」

零韻「ごめん父さん。何も否定できない」



蔵人「隣の零韻の部屋で女の子たちがキャッキャウフフしている気配を察知」

寿城「安心しろ。だいたいのことは俺にも聞こえてる」

月翔「ここは男同士でも下着の話をするべきだと、僕のゴーストが囁いてる。

しかも今日は11月17日、『いいインナーの日』です」

寿城「あー、これから冷えるもんな…俺なんて真冬でも海に入る時もあるから、

薄手で動きやすい下着があれば揃えたい」

月翔「兄さん、先月男性誌の下着特集でモデルやってたじゃん。どうだった?」

蔵人「最近はやっぱ軽量化されてるものが多いように感じるな。

薄手でストレッチ性の高いものも増えてるし、保湿性の高い繊維が使われてるものもあるし。

寿城の場合は船上で洗濯はできるだろうけど、枚数が多いにこしたことはないだろうから…

『薄くて軽くかさばらない』『シワになりにくい』『すぐに乾く』『着心地が良い』でいうと…

薄くて超軽量のストレッチ天竺素材が使われてるこっちなんていいんじゃないか」

月翔「………兄さん、芸能界辞めても企業の営業でやってけるんじゃない?」

蔵人「『当社の従来品を畳むとこのように2cmほどの厚みになりますが、新製品のこちらは畳んでも厚さ1cmほどです。場所も取らずシワにもなりにくい。如何ですかお客様?』」

寿城「ンフッwwwww兄貴やめろwwww笑うwwwwwww」

月翔「無駄にいい声+高すぎる顔面偏差値wwwwwwwww」

蔵人「あー、でもこの商品はよかったなー。タイツなんだけどウエストゴムがなくてさ、あんまり締め付け感ががなくてよかったよ」

寿城「なんだカットオフって」

月翔「へぇ、切りっぱなしで縫い目がないんだ。いいね」

蔵人「…二人とも、よく聞いてくれ。この商品、一つすごいところがあるんだ」

月翔「えっ」

寿城「な、なんだよ改まって」

蔵人「このタイツな。何がすごいって…


一枚穿きができるんだ」


寿城「何ぃ…?」

月翔「それは一大事だ…!!」

蔵人「だろ?これからの季節男でもタイツは必須!でもタイツの下にパンツを穿いていると、トイレの度にきつい!でもタイツが一枚穿きなら?」

寿城「…寒くない上に時間も短縮できる!」

蔵人「というワケで撮影が終わって色違いで三枚購入させて頂きました」

月翔「それ僕も欲しいな。病院内は一応空調は効いてるけど寒い日は寒いし。このサイトで買えるの?」

蔵人「だろうと思ったよ。ほい」

月翔「えっ」

蔵人「寿城にも」

寿城「…マジか」

蔵人「自分が使っていいと思ったのは身内にも使ってもらいたくなるだろ?

…あと、さ。月翔も寿城も、ホント頑張ってるって思うからさ。俺からの勤労感謝、みたいな?」

月翔「うっ……わぁ………は、恥ずかし……!!」

寿城「…………」(赤面)

蔵人「俺もちょっと恥ずかしい。でも聞いて欲しい。

……月翔は小児科で、寿城は海上で。どちらも最前線で命と向き合って戦ってる。

…お前たちの手は、誰かを助けられる手なんだ。心からすごいと思う…だからこそ、こう思う。

『掴んだ誰かの手を絶対に離すな』」

寿城「…」

月翔「…」

蔵人「月翔も寿城も、掴んだ手を救うことができる知識と技術がある。それだけの覚悟を持って自分で選んだ道なんだと思う。……月翔も、寿城も。俺の自慢の弟分だよ」

催眠ママ関連で投稿を始めてみたはいいけれど、公開したい情報量が多すぎてどこから出していいものやら。

「催眠ママ」自体は20年前に一度企画サイトを立ち上げて連載していたのですが、現在はネットのどこにも存在していません。

あるとしたら当時私が書き殴ったイラストだけ。

本当は投稿のたびにイラストも描けたらと思ったのですが、今はメンタル的にもフィジカル的にも無理。ちょっと悔しいです。


当面はこんなカンジで台詞メインのものを上げていこうと思います。

【本当は絵にしたいけれど描けなくて、でも小説にして詳細の描写するのはなんか違う】といった感じです。

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