八空蛇鬼
理不尽な戦術・・・・・
それを支える理不尽な戦略・・・・・
ブレイノヴァーの浸食はとどまる事を知らず・・・・
総城に攻め込むまでに・・・・・・
四角い透明で中が見えない建造物・・・・・
日の光を浴び・・・・・
朗らかに佇む建造物・・・・・・
ハイカラ軍服姿の俺は・・・・
周囲をすたすた歩き・・・・
「なかなかの」
インターホンを発見し・・・・
「浸食軍です」
女性が返答してくる・・・・
美しく穏やかな声・・・・
「浸食軍の皆さまは何しに?」
俺は癒される♪と思いつつ・・・・
「浸食に来たのですが」
癒しヴォイスは・・・・
「今開けますね」
俺はお礼を述べ・・・・
「どうもありがとうございます」
一角が大きくスライドし・・・・・
玄関ホールが現れる・・・・
犇めくジルヴァクグツ・・・・
俺は手を掲げ・・・・
「浸食せよ」
突っ込んでいくレイヤの軍・・・・
レイヤは並兵を従え・・・・・
ジルヴァクグツを撃ちつつ・・・・・
ジルヴァクグツは光の壁を発生させ・・・・
ガードしつつ反撃・・・・・
レイヤも並兵もアサルトを右手に・・・・
左手に光の盾を張り・・・・
接近しレイヤはアサルトから光剣を発生させ・・・・
ジルヴァクグツを行動不能にさせ・・・
同じように近接している並兵も同様に・・・
犇めくジルヴァクグツ・・・・
同じく犇めく並兵・・・・・・
しかし各段に動きのよい並兵達・・・・・
銃撃で光の壁を消耗させ・・・・
堅実に接近行動不能に・・・・
此のまま押し込めるかと思いきや・・・・
ナイフにより・・・・
兵装ブレイクする並兵・・・・
レイヤは盾とアサルトで受け・・・・
「ジルオーヴァー」
とっておきを使うべきと・・・・・
レイヤの周囲に光の輝線が走り・・・・・
並兵も・・・・・
「ジルフォ」
光の輝線を手前に発生させ・・・・・
「「「スタンドアップ」」」
「もーらい♪」
明るくスタンドアップで黒いバトルドレスに身を包み・・・・
木刀もち・・・・・
ジロウの腹に蹴りをぶち込む・・・・・
「がはあああああ」
そして左手で頭を鷲掴みに・・・・・
「ふふふふふふふふ♪」
「どうジロウ」
ジロウはきらめき・・・・
「くっ素晴らしい」
「外せない」
俺は・・・・
「あー二人にさせてあげよう」
「確保できている」
「都市長イズミに任せれば問題無し」
ヒイラギはにこやかにアイコンタクトで・・・・
よくわかってるじゃないと・・・・・
俺もアイコンタクトで・・・・
ごゆっくりと・・・・・
レイヤと並兵は切り替え・・・・
先へと・・・・・
アヤが・・・・
シャデイアが・・・・・
キャスが並兵を引き連れ・・・・
俺の脇を通り過ぎる・・・・・
「見事ね」
ヒイラギは感嘆を込め・・・・・
「見事に見送って消えるよな」
「くくくくく」
「全てを浸食し」
「何を欲す」
「八空蛇鬼」
「全てを喰らう邪気か?」
「全ての邪を喰らう蛇か?」
ジロウは鷲掴みにされ輝き悦に浸りつつ・・・・
凄いねやっぱり・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




