修復と防護をお願いね♪
「コクチ」
「我が領域より退去を命じます」
「従わぬなら力づくで」
黒い羽が降り注ぐ・・・・・・
そして激突音と衝撃が吹き荒れる・・・・・・
更に木々が破片が吹きび・・・・・
ユキナは逆らわず吹き飛び・・・・
「後はまかせましたー」
イズミ配下に素早く切り替わり・・・・
黒い騎士は分裂しスライムに戻り・・・
再び融合転身し二足の黒い獣に・・・・
ガトリングから・・・・
籠手に変え・・・・・
爪を伸ばし・・・・・
イズミと黒の女王がせめぎ合う・・・・・・
イズミは黒い羽剣を・・・・
黒い女王は黒い剣で・・・・
衝撃が収まり・・・・・
ジルヴァクグツも爪を機動盾から・・・・・
しかし迫る黒い獣に対処しきれず・・・・・・
黒い獣は残像を用い・・・・
フェイント多用し・・・・・
堅実に焦りなく仕留めていく・・・・・
黒の女王はするりとジルヴァクグツをすりぬけ・・・・
「回答待たず」
地に足がつくと・・・・
ふっと消え・・・・
美しく八相に構え・・・・・
「とは」
「聊か無礼で無いかしら?」
麗しい声色・・・・
そして艶やかなテンポで・・・・
イズミはふわりと地に降り立ち・・・・
「敵意全開故」
「返答と受け取りましたが」
「問題はなさそうですね」
冷ややかな・・・・・
素晴らしきヴォイス・・・・・
黒い女王は・・・・
「あはははは」
「そうよ♪」
ステップを踏む・・・・
ふっと消え・・・・
イズミと激突する・・・・・
再び生じる衝撃と轟音・・・・・・・
「もっと踊りましょう」
黒の女王は熱く艶やかに・・・・・・
イズミは冷ややかに・・・・
「ご遠慮いたします」
するりとふわりと・・・・・
黒い剣を滑らせ滑らかに動き・・・
黒の女王に回転斬りを・・・・
黒の女王はステップを踏み・・・・
ふっと消え避け・・・・・
「コクチ」
「我を護れ」
言いつつイズミは下がり・・・・
複数の黒い盾がナイフを受け止める・・・・・
「シュカ様御父上様が戻って来いと」
女の声・・・・・
間を開け黒い剣を持たずシュカ・・・・
黒い女王は立ち・・・・
その右側に現れたる・・・・・
金髪ポニテの白い紳士服の美女・・・・
白いマスクを身につけ・・・・・
シュカは喜び名を呼ぶ・・・・
「ジャン来てくれたのね」
気がつけばジルヴァクグツと・・・・
黒の獣の戦いは・・・・・
ジルヴァクグツに軍配が上がり・・・・
それを成した男は・・・・・
ナイフを手にしたまま・・・・・・
シュカの左側に現れる白髪の若い青年紳士服を身につけ・・・・・
「私も居ますよ」
優雅に危険な微笑みを浮かべ・・・・・
シュカは又喜び・・・・
「ジロウ♪」
ジャンはイズミを見つめたまま・・・・
「シュカ様の遊戯の邪魔してはと」
「申し訳ありません」
「結局邪魔してしまいました」
シュカは朗らかに・・・・
「お父様のお呼び?」
「じゃあ帰らないとね」
イズミを見つめ微笑み・・・・
「私は」
「シュカ・イ・ガドウ」
「ねえクールレディ貴方の名を教えて」
イズミは冷ややかに・・・・・
「イズミ」
シュカは微笑み・・・・
「ありがと」
「またね」
そして振り向き消える・・・・・
「「シュカ様を楽しませて頂き感謝致します」」
呼気を合わせ礼を述べ・・・・
礼をし・・・・・
振り向き歩き去る・・・・・
ジャンとジロウ・・・・・・
イズミは辺りを見回し・・・・・
辺りは酷い有様・・・・・
木々は砕け散り散乱し・・・・・
地面も同様に・・・・・
イズミはふーと脱力し・・・・・
「修復は容易にできる程度と」
地から扉がせり出し・・・・・
黒い獣達が現れ・・・・・
「コクチ」
「修復と防護をお願いね♪」
イズミは命じ・・・・・
俺はあれ敵がやたら強い・・・・
おかしいと・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




