プロローグ
この世は味覚であふれかえっている。
人は平均して1日3回食事を摂る。(中にはもっと少ない人も居るし、もっと多い人も居るだろうが)ということは、1日に少なくとも3回は味を味わう瞬間がある。
また、味覚という物は共有されるものだ。家族と友達と、そして恋人と。大勢で食べるご飯はおいしいと言うが、これは人と味覚を共有する事でコミュニケーションの一助としているわけである。それで盛り上がる会話と、楽しい時間に、食事が余計においしく感じるのだ。
そして話は変わるが、味覚に由来する慣用句は色々とある。『苦虫を噛みつぶしたような表情』や『味をしめる』とか、そういったものだ。
味覚をみなが共通して持っているからこそ、慣用句として成立するし、みなもよく使う。
そんな慣用句の中で『恋』の慣用句にも味覚がある
甘酸っぱいだとか苦い思いとかそういったものの事だ。
何はともかく、味覚が無くては人生など味気ないものだ。
お久しぶりです。暴走紅茶です。連載しようと思います。続くと良いなあ。後書きは書いたり書かなかったりです。感想は必ず読んでますので、ここかTwitterにどうぞよろしくお願いします。