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あの神殿に遊びにいったら、急遽賢者に転職することになりました。  作者: ゆうき鉄平
【第一の転職】~もしもターマ神殿で神官になったら~だめだこりゃ
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~並々ならぬ営業力で妻子のスガタを確認できました~

「ささやかな幸せを、潰せるほど抱き締めたら、世界は歪むのよ」


何処かで聞いたフレーズだけど無視しよう


「銀太郎、あなたは守るべきものがあるわ。そして情が深い。きっとその胸の中にあるどす黒いものが消え去れば、次の就職先はホワイトよ。」


ドクンと銀太郎の胸が傷む


「さあ、行きましょうか」


ご年配の女性が少しずつ若返っていき、少々背の低い神様然とした姿になっていく


「神々しいでしょ(^^)貴方にはどのように見えているのかしらね」


銀太郎は戸惑った、つい抱き締めてしまいそうになったからだ


「冗談よしてくれ」


「違うわ、貴方が一番会いたい人がそのままに顕れただけよ」


光の姿にこの世のものではない美しさの衣装だ

さっきにやついていた自分が、会いたい人物なんて決まっていた


「奥さんの姿でその衣装は、心臓に悪い...」


「だと思いました(^^)」


くそっ

拷問かよ


「神様は、意地悪なんですね」


「そういうものよ(^^)」


スッと神殿の中央部に向かう女神


「うちの旦那には、ボンボンボンとした、女性に見えるらしいわ。

こうして話している私も性格や姿、信念までもが概念でしかないから、姿は無いのよ。この世界の信仰心が無くなれば私達は消えるのよ、そのくらい危ういものなの。その代わり望めば大概は実現していくのよ不思議ね」


「人の意思ですか」


「人だけではないのよね

命あるもの全てよ

この神殿は人間用...。あらゆる種族用の概念があるわ」


「概念でしかないか...。」



じっと見てみると、光がにこりと微笑み

銀太郎は焦る


「その姿、変えられないんですか?」


「あら、おきに召さなかった?じゃあ...」


「あ。無理無理無理。」


不敬にも抱っこしてしまった。


「子供の姿は卑怯です」


「だと思いました(^^)」




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