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あの神殿に遊びにいったら、急遽賢者に転職することになりました。  作者: 鴇田 孫
【第一の転職】~もしもターマ神殿で神官になったら~だめだこりゃ

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12/22

~並々ならぬ営業力で賢者に任命されました~

神官の銀太郎

挿絵(By みてみん)


「銀太郎よく頑張りましたね!!!これであなたも立派な賢者になれますね!!!」


会議室という張り紙のあった扉の奥では今迄見たこともない職員?の方々が並んでいた。


「は?」


素っ頓狂な声をあげて、回りを見渡すと、アヌビスさんの親指がこっちを向いている

(良かったな!!!栄転だね!!!)じゃねえ


「なんの話ですか?賢者って…」


久々に会ったご年配の女性はこう言った


「何って、あれよあれ、勇者と一緒に少し大きくなりすぎた悪意を減らしに行くのよ」


「え?」


「ちょっと、最近の勇者って頼りないのよね。頭の中が少し残念で…。」


「まさかRPGのプレイヤーみたいに、冒険に出てヒャッハーするんじゃないでしょうね…。」


半目を開けたご年配の女性は少しずつ若返っていき、案の定子供の姿になる


「そのまさかよ、パパ♪」


ぐっ!!!


「悪意は世の中に必要なんだけど、バランスが必要なの、困っている人々を助けてあげて!!!パパ!!!」


「久しぶりに会えて、喜んでハイハイ言うと思いましたか?その手には乗りませんよ。」


キメ顔で銀太郎は神様を抱き上げ頬擦りしている


「無理ですよ、俺は争う事が嫌いなので、魔物とか出てきても倒す力もなければ、勇気もない」


「でもパパ、優里早くパパに会いたいな~(きゅるるん♪)」


ぐっ!!!

下唇を噛み締める銀太郎


「冒険に出たら、元の世界に戻るの一年位に短縮されると思うわよ、この一か月で随分業務の滞りがなくなったから」


「行きます」









かくして、神官から賢者?(なにすんの俺?)にジョブチェンジを図る銀太郎


ロッカーはそのまま使えるという事なので、かなりの優遇処置かと思われる。

小学生の頃に遊んだRPGの世界に自分が入り込むとは夢にも思わなかった。ほんの一ミリもだ。


賢者といえば、賢い人でしょう?

魔法やら色々使える上にそこそこ戦闘能力もあるんでしょう?



俺、今そんな力ないよ?



今迄熱中していたスポーツといえばテニスぐらいしかないし、学校での授業でしか、体は動かしていない。

優里が生まれてから週一のテニスも行けてなかったし…。



自分の腹を見る




ん、ついてるついてる


少ししょっぱい顔で

「つまめるお肉を筋肉に変えれたらいいんですけどね…。トホホ。」

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