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あの神殿に遊びにいったら、急遽賢者に転職することになりました。  作者: ゆうき鉄平
【第一の転職】~もしもターマ神殿で神官になったら~だめだこりゃ
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~並々ならぬ営業努力によりしゃっちょさんを撃退しました~

タイトルを放った人に責任を取ってもらいながらの投稿になります。

いい加減現職に嫌気が指したサラリーマン星野銀太郎は、パワースポット巡りをして鋭気を養う事にした。

今後の身の振り方を考えなければ異常をきたしている体が持たない。




「あー。....電話持ってきちゃったよ。」


五月蝿く鳴る会社携帯の着信音は勿論

あの音



デョロンロンロンロンロンロンリーロ♪



呪われる時のあの音



出ることなく、放置してみようと思うが、右手が勝手に

動いてしまった。


着信先は、お世話になった取引先のしゃっちょさんである。


「はい、○○の星野です。」



「星野君?こんにちは、どうだい?元気かい?」

「飯塚社長!お世話になっております。お気遣い痛み入ります。元気に飛び回っておりますよw」

「それは何よりだ。ところで次はいつ来るのかね⁉️星野君の娘さんの好きな林檎を沢山頂いてね、良かったら持って帰って貰おうかとね?」



「え~!!そんな!!社長、いつもいつもありがとうございます!優里も喜びます!今週は予定が詰まっておりまして、来週の頭でしたらお伺いできると思います。」


はい、あ、はい。

と、電話を切る銀太郎。


銀太郎がまだ新米の頃にカチカチのしゃべり方で営業に向かった先の社長だった。

何度も訪れ、やっと取れたアポイントだった。

一生懸命な銀太郎の素直な姿勢に思うところがあったのか、優しく

会社の在り方、社員の精神はどうたらこうたら、社長にとっては、大変

忙しい時間を割いての15分

銀太郎にとってはこれから会社員(げぼく)を続けるにあたって

濃密な15分になった。



馬が会うというという事はこういうことかと思うほど

嫌ではなかった時間だった。


銀太郎の持つ雰囲気であろうか、飯塚社長は、甚く気に入ってくれたようで

銀太郎の提案に乗ってくれたのだ。


それから、もうすぐ10年になる、お付き合いをさせていただいている。

家族の事も気にかけてくださるようにまでなったのだ。



あれ?

なんか引っ掛かるけど。

まあ、いいか。

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