謎の金髪美少女
「うん...」そうか、事故にあったんだった。今日は、大事なテストの日だというのに。なんておもっていると手当てしてくれたナースが
「お怪我は大丈夫ですか?」と聞い来たので
「大丈夫です。」と答えると去っていった。
「ってちょっと待ってよ、さっきのナースエルフだったよなぁ」と独り言を口ずさむと隣の患者さんが
「そうだよ、ここは、大都アルカディアだからね!いろんな種族がいるけどこの病院は、エルフが多いから人気なんだよぉ。」と説明してくれたのでお礼を言った。
「異世界に来てしまった。どうしよう!早苗は、大丈夫かなぁ」と独り言がとまらなくなりはじめたころに医院長先生が様子を見に来た。
「調子は、どうだ?」と聞かれたので
「大丈夫です。元気です。」と答えた。すると医院長先生は、「人間がこちらに来ることは、あまり無いのだけれど今回の場合は、特別だ。まぁ、これから君が住む家もあるから心配しなくていい。これが、そこまで行く地図だ。そこに行けば大家がいるからこの手紙も渡して送れ。それを見せればきっと大家は、許可を出してくれるから。」と言い去って行った。
翌日、退院し外に出ると驚いた。種族の数が尋常じゃないし人数も多い。とりあえず家に行くために地図を見るが分からないので目の前のいた金髪の美少女に話しかけるとおれの話に応じてくれた。
「すみません。ここに行くにはどうしたらいいですか?」すると金髪美少女は、
「あー、そこね!私も行くから着いて来て!」
「分かった!」と
答えた。しばらく歩くと家に着いた。家と言うか人間の世界で言うアパートとほぼ変わらないほどの大きさだった。
すると金髪の美少女が自分部屋の鍵を開けた。
「どうぞ、入って。」
「はいっ・・・」
戸惑いながらも部屋に入ったのだった。
部屋のなかは、女の子らしいピンクの壁や可愛い家具であんまり落ちつかないへやだった。すると金髪の美少女が名乗った!
「そういえば、名乗ってなかったわね。私の名前は、とりあえずエミリィーと呼んでほしいわ、所で貴方の名前は?」
「私の名前は、和也です。」と言ったらエミリィーが驚いたような顔をしていた。不思議に思い、聞いてみた。
「なぜ?そんなに驚くのですか?」
「なぜって、亜人は最近減って来ていてね。いわゆる少子高齢化ってやつだわ」
「それは、こちらの世界も一緒なんだ。」と小さくつぶやくと不思議そうにエミリィー私の顔を見た。