相性で勝負は決まる。
どうも。毎日お買い得な聖剣売りです。
さいきんなぜかMGS3にハマっています。
まあ、MGS要素は今のところ無いですけど。
それではどうぞ!
「はぁはぁくそっ!どんだけいやがる!」
どれだけ時間が経っただろうか。
少なくとも20体ほどは倒しただろう。包囲網も薄くなってはいる。
しかし、決め手が足りない。
この《覇天殲滅刃》には雷が宿っており、
それを相手に流すのが一番効率がいいダメージの与え方なのだが、
ゴーレムは地面に足が着いているから、
電気がすぐ流れて行ってしまう。いわゆるアースである。
せめて生き物であれば臓器などを破壊できるのだが...。
「はぁ、あれの出番か。今の俺に扱いきれるか解らんが。
近・中距離用にするか。」
そしてまた俺は詠唱をする。
ちなみにあの程度の文なら5秒ほどで言い終わる。
『k...発動【武装招来:氷】』
え?速過ぎね?自分でも驚くような速さで詠唱が完了した。
今の状況だったらありがたい。
どんどんかすり傷が増えてきているし。
いつの間にか自分の装備が変わっている。
防弾チョッキに迷彩服。そして腰には、《デザートイーグル:偽》が。
弾丸は使うMPによって威力が変わる。残りMPは5000ほど。
相手は20体以上。だったら5が妥当だろう。
問題は自分の肩が耐えられるかどうか。
「悩んでても仕方ねえ!漢なら気合いだ!!」
ゴーレムの胸にでかい穴が空く。
リコイルショックもあまり感じない。
「これならいける!」
もう一丁呼び出し、素早くかつ、精密に狙っていく。
今まで苦労していたのが嘘のようになぎ倒していく。
一撃で決まらなかったとしても、
当たると体が凍るので足止めができる。
問題点は、MPの消費量がエグいことくらいか。
「これでラストっと。ふー終わった終わった。さてどうしようかな、この残骸。置いてくわけにいかないし...。」
と言いながらゴーレムの残骸に触れる。
そしたらいきなり、手が輝きだす。
それと同時に<異次元収納を獲得しました。>という野太いおっさんの声。光が治まったと思ったら、全ての残骸がきえていた。
「どういうことだ?まあいい。疲れたし。戻ろ。」
そう言い、街へと戻っていく。
自分の異常なステータスがもっと酷くなったのも知らず...。
明日が憂鬱ですね...。