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第3話 勇者会談①

トンネルを越えると、そこは雪国だったというけれど、ドアを開けるとそこは別世界だったなんてことはないはずだ。だがこの世界はそういう世界らしい。

部屋に入ると大きなテーブルがあり、高そうなl椅子が5つあり3人が先に座っていた。一人は知っている。龍川晃(たつかわあきらだ。あとまだ1人がきていないらしい。この広いテーブルに席が5つとは間隔が空き過ぎていると思うのだけど。とりあえずは左から2番目の椅子に座り、待つ。あともう1人来るのを。



…その1人が来るまでに、他の3人と自己紹介しあった。

1人目、一番奥に座っているのは、龍川晃(たつかわ あきら)16歳。まだ少年のような幼さがありながら、モデルのようなイケメンでもある。日本一難関の高校と言われている開進高校でトップの成績だという。


2人目、左から1番目の席に座っているのは矢野理之神(やの さとのしん)21歳。ボディービルダーか何かのような体型で、いわゆるマッチョというやスキンヘットであり、名前の通りなのかそちらの界隈では髪やら神やら言われているらしい。


3人目、右から1番目に座っているのが舞石正一(もういし ほういち)42歳。この年代にありがちないわゆるデブという体系をしているが、その割りに似合わぬ足の早さが特徴という男だ。仲間内ではゴキブリ男と言われていたらしい。


そんな話をしていても、なかなかもう一人の方は来なかった。

だから、その1人ををおいて次の工程に進むことになった。

それすなわち、ステータス確認である。

気づけば、目の前に紙が置いてあり、そこに触れると光で溢れだし始めた。

「ステータスオープン!」


…びっくりした。今の声はこの紙から出てきたのだろうか。心臓に悪い…


ステータス


【名前】菅澤(すがさわ) 彩郁(あか)


【種族レベル】人族Lv.10/100


【スキルセンス】(ユニーク) なし (ベター) 闇属性魔法


【称号センス】ニート 恋愛小説家


【スキル】(ユニーク)変身 擬態 好感度チェック能力 (ベター)キーボード操作Lv.4 ステータス確認Lv.1


【称号】勇者パーティーの一員 引きこもり 恋愛妄想家 JK


【総合戦闘能力】128


おお、この世界の人の平均レベルは6らしいし、ある程度は強いんじゃなかろうか。

…いい忘れてたけど、私の本名は菅澤 彩郁という。

そして、今表示されたことを読み上げていった。…恋愛妄想家の称号は言わないでおいた。

…それを読み上げた後、他の人も順々に読み上げ始めた。



「ステータスオープン!」


【名前】龍川(たつかわ) (あきら)


【種族レベル】人族Lv.12/100


【スキルセンス】剣術 武術 抜刀術 刀術 灯火の魔法 水滴の魔法


【称号センス】大賢者 発明家 研究者 救国の勇者


【スキル】護身術Lv.4 格闘術Lv.3 研究Lv.5 計算速度Lv.9 速読 Lv.8 達筆Lv.7 高速演算 Lv.5 暗記Lv.9


【称号】勇者 賢者 魔王の天敵 救国の英雄 数学者 高学歴学生


【総合戦闘能力】405


やはり、勇者の称号をもらえるのは1人だけらしい。

ステータス的にやっぱり勇者だけあって強い。

しかも、開進高校出身とだけあって、勉強系のスキルもあるようだ。


「ステータスオープン!」


【名前】舞石(もういし) 正一(ほういち)


【種族レベル】人族Lv.9/100


【スキルセンス】(ユニーク)操糸技術 速度強化魔法 (ベター)空気抵抗低下 偽装 集音魔法 隠密


【称号センス】雑食 昆虫食 毒喰らい 食欲の王 スピードスターキング 無職 暗殺者


【スキル】キーボード入力Lv.3 ナイフ操作技術Lv.3 過食 Lv.1 記憶能力Lv.5 計算速度Lv.1高速疾走Lv.2


【称号】ゴキブリ男 スピードスター 万年窓際族 社内無職 社用族 暴飲暴食 牛飲馬食 大食漢 強靭な下半身 勇者パーティーの一員

【総合戦闘能力】328


称号が色々と酷いものばかりだ。というか、あだ名も称号になるんだ…

「ステータスオープン!」


【名前】矢野(やの) 理之神(さとのしん)


【種族レベル】人族Lv.52/100


【スキルセンス】(ユニーク)身体強化魔法 プロテイン製造魔法 筋トレマシン召喚魔法 世界を壊すこの一撃


【称号センス】筋肉 ムキンムキン 武術 ムッキムッキ ムッキンムッキン


【スキル】(ユニーク)神へと至りしこの一撃 (ベター)護身術Lv.12 総合格闘術Lv.14 剣術Lv.11 高速パンチLv.10


【称号】マッスルスターキング ハゲに至る者 脳筋 格闘家 髪を名乗りし者 ムキムキ 継続者 勇者パーティの一員

【総合戦闘能力】2020


あれ?勇者の5倍強いってどういうこと?このおじさん、勇者を超越している……



おかしい…みんな私よりも強い…これじゃ私足手まといにしかならないんじゃなかろうか…

とりあえず、気を取り直してステータスの分析を始めた。ステータス紙は、知りたいところに触れると簡単な説明が出てくる。とりあえず、【】がついているものだけ触れて調べてみた。

【名前】その物に付けられた名前。名前のない場合は種族名。又はあだ名。


【種族レベル】種族名と、その種族別のレベル上限と、今の種族レベルを表している。種族レベルとは、その種族が成長できる最高限度のことであり、それを数字で表したのが種族レベルである。言うなれば種族の到達できる最高限度のレベルということだ。最も低いのはレッサースライムの2、最も高い上限はまだ確認されていないが、1000以上と言われている。基本的に種族レベルの数値は特殊なスキルでもない限り総合戦闘能力と比例する。


【スキルセンス】現在の時点で、少し訓練すれば手に入り、また一定のレベルアップボーナスが付くその人特有の才能。


【称号センス】少し工夫をすれば手に入れられる称号。一定の効果上昇を得られる可能性がある。


【スキル】現在持っている能力。ユニークはその人しか手に入れることができないものだが、称号である承継者、伝道者、伝え伝えられる語り部などの保持者は自分が死ぬ時、それら称号と一緒に1つだけスキルを譲渡することができるため絶対とはいえない。ベターは努力すれば誰でも手に入れることが出来るスキル。


【称号】現在持っている称号。称号とは、その人を一般的にどう評すかを表しており、その意味でいえばあだ名なども入ってくる。一部の称号にはなんらかの効果がつく。有名なのは勇者、鍛治師など。


なるほどなるほど。次は私のスキル…といったところで急に大きな音がした。

ピューーーデュン!

なんの音かと思って回りを見ると、前の方に謎の円陣があり、そこから人が湧いてきた。

「すみません〜!遅くなりました〜!私は15歳、鮎川(あゆかわ) 真衣(まい)っていいます。よろしくおねがいしまーす!」

5人目がやっと到着したようだ。

更新が遅くなってすいません。

ちなみに、矢野理之神ですが、スキルレベルが10を超えるものがあります。つまり、勇者だけでなく、スキルの壁さえ超越してるんです。

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