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第1話 異世界転移

私は高校一年生。いわゆるJKである。

中学ではまるで色恋沙汰とはかけ離れた生活を送ってきた。もう恋人の一人や二人できてもいい年ごろなのに何故か私にはまったくそういったものはなかった。ハンカチをわざと落としてみたり、曲がり角があったら走り出してみたり...といった生易しいことをしていた時代はとうに過ぎ、人に言えないような黒歴史を量産しながら、中学校生活は無事に終わりを告げた。そう、無事に終わってしまったのだ。


恋愛どころか、異性の連絡先などパパ(強面だが、実は親バカ)とおじいちゃん(言葉尻にわしが付く「○○なんじゃよ、わし。」みたいな感じ。若いころは女子風呂ののぞき見など、やんちゃしていたらしい)、おじさん(こじらせ中二病。それでもモテたと本人は言っている)ぐらいしかいない。

私は恋に飢えていた。おじさんに告白しようか本気で悩むぐらいには。もっともそれは親友の必死の説得により断念したけれども。


とにかく、それは置いておいて、当時私は高校デビューを目指し、猛勉強でどうにかとあるレベルの高い共学校の面接までこぎつけたのだ。だが、当日。私は当時流行していたインフルエンザにかかり、面接に行けなかったのだ。

そんな失意のうちに、というかいつの間にかに、私はとある女子高に進学することになっていた。私は当然女子高に進学するなど言語道断、共学校しかありえないと反論したが、私が受験時のショックで半分引きこもっていた状況から立ち直ったころには、もう入学手続きは終わっていた。


時すでに遅し。私の赤い糸は引き裂かれたのだ。茫然自失として完全に引きこもっているうちに...



私は異世界召喚されたのだ。



重要な異世界召喚のシーンにかける時間が短すぎると思われるかもしれない。けれども、トラックで引かれるとか、下校中に召喚陣を踏むとか、そんなことがあったわけではない。ただ、起きたら異世界の見知らぬ寝室だったのだ。



「知らない天井だ...。」



男子なら一度は言ってみたい言葉かもしれないが、私には関係ない。だが、男子はどんなことが趣味なのか調べたことならいくらでもあった。もちろん、いつかできる彼氏の為である。ただ、私が調べた情報はずいぶん偏った情報だったらしい。やはりおじさんに聞いたのが間違っていたのだろうか。


だが、今はそんなことを言っている場合じゃなかった。その天井はただの見知らぬ天井ではない。高級そうな装飾がちりばめられたシャンデリア。よくわからない紋章が入り、明らかにレベルの高い造形が施された天井の模様...挙げればきりがないほど、それはそれはすごいものであった。

このレベルならば、壁面や、おいてある調度品などは値段のつけられないほどのものかもしれない。だが、それをじっくり確認する暇はなかった。



「勇者様!!お目覚めになりましたか?ああ...良かった。勇者の皆さま、心配なさっていましたよ...」



いかにもメイドさんといった感じの人がやってきた。とても...美人だ。しかも胸が......大きい。

私の断崖絶壁とは大違いである。何が違うとは言わない、あえて言わないが大違いである。

ふん!私の方が伸びしろはあるのに。伸びしろしかないとは言わないでほしい。



「勇者様、大丈夫ですか?痛いところなどございませんが??」



少し、考え事し過ぎただろうか。心配されてしまった。体はいたって健康である。なぜあの時、インフルエンザなどにかかってしまったのだろう。悔しい。コミュ力に自信はないが、そこは面接より成績で採るところだったのだ...



「いえ、大丈夫です。それより、なぜ私はここにいるのですか?」



「ああ...そうですね。勇者様は5人おられるのですが、これこれこういうことがありまして...」



…その一時間後、私は部屋で引きこもっていた。いつも通りと言われたらそうなのだが、その時の私はベットにうずくまり、恥ずかしさで悶絶しそうになるのを必死でこらえていた。聞いた限りこういうことらしい。ああ、恥ずかしい...


壮大な音楽が流れていそうな(実際流していたかもしれない)大きな神殿、グラン神殿にて、勇者召喚の儀が行われた。勇者召喚には、ものすごい時間とお金、多くの魔道具と多くの魔導士を用意して行われるそうだ。日本円換算で1兆円ぐらいかかるのだという。

一斉に4人召喚するらしいのだが、今回の魔王討伐のための召喚ではなぜか5人召喚されてきてしまったそうだ。だが、誰かが偽物なのかも、それとも、今回はたまたま5人になってしまったのかもわからないため、相当に困ったそうだ。

しかし、勇者用の施設は4人分しか用意していない。だから、どうしても一人だけは格式の劣る施設で過ごしてもらうことになってしまう。仕方ないので、召喚されたにもかかわらず寝ていて、意思の確認が取れない私を、そのいくらか格式の劣る施設へ案内することになったそうだ。



まあ、なんともばからしい話だと思ったが、つまりそれは、それは私が女子高に入れられた恨みつらみや、理想の旦那様についての寝言を聞かれそしてその醜態を、この世界の人々に暴露されてしまったということだ。考えれば考えるほど恥ずかしさがこみあげてきて。私は引きこもった。ものの見事に。いつも通りに。まったく異世界に来る前から進歩していないことがさらに私を落ち込ませた。


ただ、私は仮にも勇者である。そう長く落ち込んではいられない。3日後、ついにほかの勇者と対面する日が訪れた。

新連載始めました。今年で13歳の若輩者ですが、宜しくお願いします。

テストが間近なので、更新は4日ぐらい空いてしまうかもしれせんが、宜しくお願いします。

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