1/5
プロローグ
初めての作品なので甘めに見ていただけると助かります。
もしも世界を変えることができるなら、みんなに幸せになって欲しい。そう願うと思っていた、でも、僕は、たった二人の幸せと引き換えに、みんなの幸せを奪ってしまった。
それは雪の降る夏の過ちで、真っ赤な春を生み出した僕の失態だ。
僕の願いとみんなの願いはねじれの位置にあるから交わらない。僕の願いは虚数の世界にあるんだと思う。
だから、お願い神様、僕を消してください、彼女を奪うような世の中を消してください。
彼女は雪を降らせて、僕は春を呼ぶ、そんなふうにできているんだから。世の中を壊してしまうのだから。真っ赤な瞳の彼女を失いたくない。ただ、それだけを願って、僕は、扉を開ける、、、




