私の彼はゲイだった②
私が19歳 彼が20歳になり
一つの小さな命を授かった
私は嬉しかった。好きな人との子供
絶対に産む!!産みたい!
彼に妊娠したことを伝えた。
絶対喜んでくれると思った
でも現実はそうではなかった
〔ちょっと考えさせて〕
え、、まあ、そうだよね、びっくりするよね、
急にそんなこと伝えられても。。
こう自分に言い聞かせた。
後日、どう思ってるの?って聞くと
〔ごめん、おろしてほしい。貯金もないから
生活をやっていける自信がない〕
頭の中は真っ白になった。
でも私は覚悟を決めた
この人がいなくても一人でこの子を幸せにする
寂しい思いさせてしまうかもしれないけど
小さな命を大切にしたいと思った
私は彼に、大好きな彼に〔別れて!一人で産むから!〕
そう言った。
後日彼は私の家にきた。
友達2人も連れて。
片手には1本のバラの花。もう片手に婚姻届
友達の前で、私にこう言った
〔結婚してください〕
この前おろして欲しいって言ってたのに
って思いながらも
多分腹括ってお父さんになる覚悟ができたんだろうな
そう思ったから深くなにも聞き出さなかった。
月日は流れて、入籍し、わたしが臨月になった頃、
旦那の親から私の携帯に電話がきた
〔今何してる?家の近くいてるからでてきてほしい〕
旦那とは中学生から付き合っているから
彼の親とは何度も会ったことも喋ったこともある
私は良くしてもらっていると思ってた
恐る恐る家の下に行くと
涙を浮かべた旦那の親
〔孫が生まれるのにこんなこと言ってごめん…
お金貸して欲しい…〕
私は涙に騙された。
貸してしまった。数万円だけど貸してしまった
ここから旦那の親との関係が悪くなるともしらずに。
そして私が20歳になった夏
元気な女の子の赤ちゃんが生まれた。
はじめての子供 はじめての育児
右も左もわからないが
娘と共に成長していった。
娘が一歳になった頃くらいから
旦那は仕事終わりによく遊びに行くようになった
私の共通の友達と遊びに行ってくると言ってた
だから私は安心してた
旦那がゲイバーに通ってるとも知らずに。