51話
51話です。よろしくお願いします。
こいつら、ほんと道分かってるのか??
適当に歩いてるようにしか見えない。
''「忍び足」のスキルレベルが上昇しました''
''スキル、「無音歩術」へ進化可能です。
「無音歩術」へ進化しましか?はい/いいえ''
お、また上がったと思ったら進化するのか。だいぶ意識して歩いてるからあがったのかな?とりあえずはいで。
''スキル、「忍び足」が「無音歩術」に進化しました''
どれどれ、ステータス。
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ブラッディデスマンティス
Lv6/80
ランクC
HP 350/350
MP 260/264
状態異常・なし
攻撃力 ・・412
防御力 ・・320
すばやさ ・431
魔法抵抗 ・301
パッシブスキル
・幸運(邪)(Lv1/1)・経験値取得量アップ(Lv1/1)・状態異常耐性(Lv2/5)・気配遮断(Lv2/5)・無音歩行(1/3)・危機察知(1/3)・ブラッディポイズン(1/2)・バンピィサイズ(Lv1/1)
アクティブスキル
・邪神の眼(Lv1/2)・スラッシュ(Lv3/3)・飛行(Lv3/5)・ポイズンサイズ(Lv1/3)・ダブルスラッシュ(Lv3/3)・エアスラッシュ(Lv1/5)・致命の一撃(Lv1/2)
称号
・不遇な者・邪神の加護 ・継承の記憶・ 格上殺し
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スキルもだいぶ増えてきた。
あっ。
気にせず進化させたけど効果確認するの忘れてたよ。
スキルの名前で大体想像つくけど。
''「無音歩行」 SR 1/2
音の出にくい所を歩いている場合、足音が全くしなくなる。
音の出やすい場所を踏んだ場合、MP2を消費し、3分間足音を吸収する。MP消費量、時間はLvに依存。''
あれ、なんかちょっとデメリットもないかこれ。
これもしも残りMP2しかなくて、音の出る場所を歩いたらMP無くなるってことだよな。
うーん。まあMP気にしながら動かなきゃいけないのは元々だけど。
確実に足音が出なくなるならプラスかな。
気配もしない。足音もしない。後は姿も見えなきゃ最高だけど望みすぎか。
やばい。凄いことに気付いた。
俺がクラウディアに食べられたらクラウディアが凄いことに!?
ふふっ。
『キリ、なにかあった?』
おっと。すまんすまん。ちょっと気が緩んだみたい。
バレたら死ぬんだ。もっと緊張感持たないと。全然こっちに気付く様子がないから油断しちまった。
ふーーー。よし。
集中。
『キリ、オーチがよんでる』
なんだ?
「ゾクゾクッッ」!?
なんだ!?なんだこの悪寒は!
勇者が近くに来た時とまた違う気配、なにが、この先にいるんだ??
『キリ、オーチがはやくって、』
クラウディア!気をつけろ。この先に何か、俺たちでは到底無理そうな気配がする、
『ん、オーチがこのあたりにみおぼえがあるって』
なんだと!?本当かオーチ!
『だから呼んだじゃろう。呼んだら早く触らんかばかたれ。』
すまん、やばい気配を感じたんだ。
『それが正しいなら、ワシの記憶も捨てたもんじゃないわ。恐らくじゃが、この先に大きく開けた場所がある。そこを過ぎれば女王がおる。その気配を感じ取ったのではないかの?』
合ってるのかもしれん。悪寒が止まらない。
勇者共は気付いているのだろろうか??
「エミリー、何かいる。それも沢山。」
「ええ。私も感じるわ。この先に開けた場所がありそう。」
「雑魚ばっかりだったけど、そろそろ骨のある相手かな?」
「嫌だわ。このまま楽に攻略、って訳にはいかないのね。気をつけていきましょうか。」
「はっはっは!勇者の僕にかかれば、どんな相手も楽チンさ!大船に乗ったつもりでいるといい!」
「ま、そうね。あなたが苦戦してる所なんて見たことないもの。こないだのAランクのモンスターも瞬殺だったものね。」
は?まじかよ。
ほんの少し聞こえてきたが、Aランクのモンスターを、瞬殺?だって?
一体どれほどの実力なんだ。勇者。
まぁいい。戦わなければ負けることも死ぬこともない。
これが現実だ。
俺は弱い。
今はまだ、そこまで到達していないだけだ。
生きていれば強くなれる。大丈夫だ。俺にはできる。
ん?あれは?扉か?
「よし。じゃあ行くよエミリー。」
「いつでもいいわよ。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
扉の先には、あれは??
一体何体いるんだ!?見渡す限りのアント、皆俺より強そうな雰囲気だぞ!?
30体ぐらいの纏まりが、1、2、3、4、5、5つ、5つの纏まりの奥に10体程の集まり、あそこはやばい。ヤバい奴らしか居ない。
こんなの突破できるわけないだろ、
「おーおー。沢山いるねぇ。こんな雑魚を沢山集めたって何の意味もないのに」
「きたカ。来るト思っていたゾ。貴様ダナ。この迷宮ヲ荒らしテいるのハ」
「荒らして?そんなに荒らした記憶はないなぁ。ねぇ。エミリー?」
「ええ。色々お話を聞きながら来ただけよ?全く口を割らない方々しかいなかったわ。」
「貴様ラ、、生きテ帰れるト思うなヨ」
「全軍!こいつラが我々ヲ脅かス侵略者どもダ!!我々ノ
帰りヲ待つ者ノためにモ!!
こやつラを殲滅セヨ!!!!!!
「「「「「「「「「「「「「「キシャァァァァァ!!!!」」」」」」」」」」」」」」」
す、凄い迫力だ、一体一体が恐ろしく強い。この数と質を集められたら勇者でもキツいのでは無いのか???
「我が麗しの女神の元に宣言する。
我は御身の剣であり、忠実な下僕である。
我は死をも厭わず御身のために戦い、御身の為に死ぬと誓う。
御身の力をこの手に。御身の加護を我が身に。
聖具、解放。」
「我が麗しの女神の元に宣言する。
我は御身の盾であり、御身から許しを乞う者である。
我は御身の声を皆に届け、御身にこの身全てを捧げると誓う。
御身の力をこの手に。御身の加護を我が身に。
聖域、解放。」
「さぁ。やろうか。」
「ええ。すぐにでも。」
う、うそだろ、更に強くなるだと???
ここまで読んで頂きありがとうございます。少しでも面白い、続きが気になると思っていただけたら嬉しいです。皆さんのリアクションがとても嬉しいです。是非、ブックマークと下の星の評価をお願いします。




