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転生してもカマキリでした  作者: 岸辺 薫
アットチェール大迷宮
52/66

48話

48話です。よろしくお願いします。

ダミーの餌ヨシ。暗がりヨシ。周りに敵兵がいないヨシ!


俺の平穏のために、必ず成功させる。

脳内シュミレーションは完璧だ。


''アーミーアント(少尉)

Lv5/20

ランクD

HP 133/133

MP 97/97

状態異常・なし


攻撃力 ・・120

防御力 ・・111

すばやさ ・・108

魔法抵抗 ・・115


パッシブスキル

・指揮(Lv2/5)


アクティブスキル

・アシッドショット(Lv1/5)''



このアントが余程変な動きをしなければ大丈夫。俺のスピードならやれる。



よし。やるぞ。




こっち振り向くなよ、よし、じゃあ左足に鎌で触るぞ。


3、




2、




1、



チョンっ


「?」


左側向いた!今だ!!!

虫肉玉を取る、ダミー乗せる!



「ギ?」



振り返るタイミングで!!




戻る!!




「?」




よし!!!気づいてない!!離脱だ!








―――――――――――――――――――――――――











ふぅー、何とかなった。けど結構余裕あったな。

相手はDランクでそんなにスピードもなかったし。スローモーションとまではいかないが、だいぶ動きが遅く感じた。


無事に回収出来て良かった。



……………よし、誰もこっちみてないな。


クラウディア、ただいま。

ありゃ、ミラージュ使ってるからどこにいるか分からん。


『おかえり、もってこれた?』


お、おお。いた。

なんとかな。ほれ。たべてくれ。


『ありがとう、ぎりぎりまにあった』

『さっき、ほねをすてにきた、ありさんきて、MPもぎりぎりで』


『ばれたらたおそうとおもってた』



あ、あっぶねえええ、

クラウディア、食べながら、MPをその骨に注ぎながらでいいから聞いてくれ。


『ん、なぁに?』


俺のことをボコボコにしたアントがいたろ。


『いた』


あいつがさっき、首1つで落ちてきた。


『!?』


何者かが倒したんだと思う。それで本題なんだ。

あのアントを倒したやつ、恐らくだが、俺を狙ってこの迷宮に入っている。

邪神様が戦うなって言ってたとクラウディアに教えただろう。

それが戦うなと言った理由だと思う。

見つかるようなことをしたら間違いなく死ぬと思う。


これから先、戦闘はもちろん、敵に見つかるようなことも避けたい。


だからできるだけMPは切らさないようにしよう。


『ん、分かった。そういえばキリ』


ん?


『ミラージュのスキルレベルあがったよ』


まじか!ナイスタイミング!


''エヴォルディングヤドカニ

個体名 クラウディア


Lv8/999

ランクD

HP 215/215

MP152/171

状態異常・空腹感


攻撃力 ・・238

防御力 ・・470

すばやさ ・・166

魔法抵抗 ・・309


パッシブスキル

・グラトニー(Lv1/2)

・サンドウォーク(Lv1/2)・サンドスイム(Lv1/2)


アクティブスキル

・スラッシュ(Lv3/3)・スプラッシュブレス(Lv2/3)

・ハイジャンプ(Lv3/3)・メテオプレス(1/3)・ミラージュ(2/5)

称号

・七罪を犯し者「暴食」''



よしよしよし。その調子で頼む。

虫肉玉3つ取ってきてよかったな。MP注いでもまた回復出来る。欲を言えばもう少し欲しかったが。


『ねぇ、キリ、このほねさんが、キリのMPも入れろって』


はぁ?なんでよ。そしたら早く終わるのか?


『んーん、早くはならないけど、おはなしできるように、なるからって』


そ、そうか。まぁ俺も話せるようにしておいた方が得策だな。わかった。けどやり方分からんぞ。MPなんて注いだことないし。


『ん、さわればだいじょうぶだって』


こうか?


うお!!なんか吸われたぞ!?




『ようやくお主と話せるの。色々と聞きたいことがあるんじゃが。』


び、びっくりした、急に話しかけるなよ!びっくりしただろ!


『それはすまんの。じゃが聞きたいことが山ほどあるんじゃ』


さっきも聞いたよ。全く。んで?なにを聞きたい?


『いろいろあるんじゃが、お主、邪神様と言ったか?』


言ったぞ。邪神様。それがどうかしたか?



『お主の言っている邪神様とは、アトュール神のことか?』


アトゥール神?いや、名前は知らない。加護とかアドバイスとか貰ったけど『なんと!?加護を貰ったというのか!!』


お、おう。貰ったぞ。邪神の加護って称号ついてるし。



『なんとなんと。それはアトゥール神で間違いない。お主、加護を貰えるというのは本当に稀な事なのだぞ。』


そうなのか??全く情報がないから稀なことかも分からんわ。


でも言われてみれば継承の記憶で加護を貰ってたやつ居ないな。気にしたこともなかった。



『最初は何も知らん阿呆が来たとおもっておったが、加護持ちだとは思わなんだ。』


そりゃなんも知らんよ。この迷宮で産まれたんだ。


『そうだったか。我はここが迷宮になる前からここにおる。会話が出来るから外から来たのかと思っておったわい。』


迷宮になる前から骨だったのか??



『そんなわけなかろう。生きておったわ。我の巣がアリの巣の近くだとは知っていたんじゃが、迷宮になって我が巣が侵食されたんじゃ』


ほうほう。それで?


『それでとはなんじゃ』

なんで骨になったんだ?


『……やられたんじゃ』


へぇ。何に?


『アントにじゃ!!!!』


ドラゴンがアントに負けるんだな。


『うるさいわい。1匹ずつなら屁でもないが、仕留めそこなうと後ろに下がって回復してまたくるんじゃぞ。』

『流石の我も無尽蔵には戦えんわい。』


うっわ、ゾンビアタックくらったのか、そりゃ無理だわ。

それで骨になっちまったんだな。

それでその後は?


『それはだな、』


『キリ、いい?』

おっと。どうしたクラウディア。


『ちょうどいい、おおきさなった。』

おお!すまんな。じゃあ入ってみてくれ!!


『ん。とてもいい!』



それは良かった。いい拾い物ができたな。


この爺さん?婆さん?わからんが出口を知ってるかもしれん。ほら、虫肉玉だ。たべなクラウディア。


『ん。ありがとう』



いいってことよ。


MP回復させたら、ミラージュ張って慎重にいこう。

まずはここを出て、そしたら沢山話を聞こう。



絶対に死なない。クラウディアも死なせない。



がんばるぞ。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。読みにくい文章で申し訳ありません。

読んでくださってる方々、本当にありがとうございます。少しでも面白い、続きが気になると思っていただけたら嬉しいです。

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