14話
14話目です。よろしくお願いします。
離れず、近ずき過ぎず、アントのあとをつける。
途中、他のアントとすれ違ったが、すこしいつもと違うアントがいた。
''アーミーアント(伍長)
Lv2/10
ランクF
HP 24/24
MP 21/21
状態異常・なし
攻撃力 ・・25
防御力 ・・18
すばやさ ・・22
魔法抵抗 ・・20
パッシブスキル
・統率(Lv3/5)
アクティブスキル
・なし''
''アーミーアント(上等兵)
Lv1/10
ランクF
HP 20/20
MP 15/15
状態異常・なし
攻撃力 ・・18
防御力 ・・13
すばやさ ・・16
魔法抵抗 ・・11
パッシブスキル
・統率(Lv2/5)
アクティブスキル
・なし''
遂に一等兵以外のアントが出てきた。
伍長の周りには、上等兵だけだったし。
この位だったらまだ瞬殺できそうだけど、もっと上のアントがでてきたらどうなるか分からんな。
隠密行動中じゃなかったら経験値にしたかった。
ランクが上のやつらが出てきたってことは、この先にやはりなにかあるのだろう。
あれ。こころなしか進むスピードがはやくなったな。もうちょいでつくとかか?
一体なにが……………なんだ?あれは。
穴?
ちょっと離れて見ておこう。
ん?穴の近くにいるのは見たことないアントだな。
''アーミーアント(少尉)
Lv5/20
ランクD
HP 133/133
MP 97/97
状態異常・なし
攻撃力 ・・120
防御力 ・・111
すばやさ ・・108
魔法抵抗 ・・115
パッシブスキル
・指揮(Lv2/5)
アクティブスキル
・アシッドショット(Lv1/5)''
少尉、か。Dランク。俺と同ランクだが、ステータス上は俺の方が上だ。スキルが見たことないスキルだな。見ておかなければ。
''「指揮」R Lv2/5
スキル「統率」の上位スキル。「統率」をもつ下位モンスターを指揮することが出来る。指揮下に入ったモンスターは、全ステータスが1.2倍になる。
ただし、「指揮」をもつものから半径60m以内のみが対象となるが、効果範囲内に、同スキル持ちがいる場合、効果は重複されず、ランクが高い方が優先となる。
同ランクの場合はレベル、レベルも一緒の場合はスキルレベルの高い方が命令権をもつ。効果範囲はLvに依存。''
スキルの上位スキル?そんなものがあるのか。スキルレベルMAXになれば上位スキルになったり?
まあこれは追々だな。
その前に。
俺、統率のスキル確認してないんだよね。
今までアントと結構戦ったけど、瞬殺だったし、最初の頃はMP少なくて見てる余裕なかったし。
てことで見てみよう。
''「統率」C Lv1/5
統率持ちの同種モンスターと連携がとれるようになる。ランクの高い順に命令権を持ち、同ランクの場合はレベル、レベルも一緒の場合はスキルレベルの高い方が命令権をもつ。効果範囲は自身から20m。効果範囲はLvに依存''
こんな感じだろうってのは当たっていたな。ここで詳しく見れて良かったと思う。
話を指揮のスキルに戻そう。
あの全ステータスが1.2倍は厄介だな。
確かに、途中でキャタピラーを運んでいるアント達のスピードが早くなった気がする。
ランクが低い、ステータスが低い奴らに1.2倍してもそうでも無いが、高ランクのステータスに1.2倍されたらたまったもんじゃないぞ。
集団戦は要注意だな。
あとはアシッドショットか?
''「アシッドショット」R Lv1/3
消費MP10
触れたものを瞬時に溶かす酸を、勢いよく口から発射する。飛ばす距離、スピードはLvに依存''
くらいたくないな。下手したら致命傷レベルじゃないか?
怖い怖い。
キャタピラーを運んでた奴らが穴のそばについたな。
少尉が近づいていくが………少尉が食べるのか?
ブンッ!
えっ、キャタピラー、穴の中に放り込まれたぞ??
ってことはあの中食料庫か?
見てみたいが……少尉が離れないんだよな。穴の近くから。
なんとか離れないもんか?ん?
なんか、少尉が近くの溝に行ったぞ。チャンス……
もう戻ってきやがった。なんか持ってきた、なんだあれ?
''「虫肉玉
虫が丸めた餌。''
キャタピラーもってきた奴らに配ってる、あれは報酬か。おお、すごい勢いで食べてるぞ。
美味しいのかな?あれ俺も食えるのか?ちょっと興味が出てきたぞ。
ちがう、そうじゃないそうじゃない。今はあの穴の中だ。
あの中にはきっと食料が沢山だ。
ギリギリまで寄ってみるか。
抜き足、さし足、忍び足。
3mまでもう少し、まだいける、もうちょいいける。
はぁ、はぁ、はぁ、
ふううぅぅ…………
''スキル「忍び足」のスキルレベルが上がりました''
っ!?!?
ビビった、くそ、驚かせやがって。
もうちょいで覗けるところまでくるんだ、少尉、うごくなよ。
みえ…………た………
…………みえない、底が見えない。
どこまで落ちてったんだ、っ!?
やべっ、
っはぁぁぁぁぁぁぁ、はぁ、はぁ、はぁ。
あぶ、なかっ、た、もう、ちょいで、3mぐらい、だった。はぁ、はぁ、
ふぅぅぅぅぅ。どっと疲れがきた、はぁ。
しかしまあ深い穴だった。一体どこに通じてるのやら。
なんか投げ入れてみたいな。
なんかないかなー。お、こんな所にもあった。戻し苔か劇薬苔。これはどっちだ?
''「劇薬苔」
戻し苔と見た目で判断がつかない。
食べると10秒で手足が麻痺し、1分で全身が麻痺する。少しづつ麻痺したところから溶け始め、最悪死に至る。''
劇薬苔だったか、まあいいや。これ投げ入れてみよう。
ちょうど、中尉が5mぐらい穴から離れてる。チャンスだ。
落として音鳴るかなこれ。まあいいや。そーれ。
ギィャアォァォォアァァァァ………
え?
''レベルアップしました''
………え???
土日投稿できず申し訳ありません、プライベートが忙しく、投稿出来ませんでした。
色々と考え、土日は投稿お休みにしようと考えています。読んでくださっている方、申し訳ありません、
14話、読んでいただきありがとうございます。
まだまだ続けます。よろしくお願いします。




