魔学研究所にて・おまけ
~師匠について~
フィノ「なんだか嵐みたいな人でしたね、ウイロウさん」
デュー「この弟子にしてあの師匠あり、だな」
イシェルナ「何よそれ、どういう意味?」
オグマ「しかし、あの気配……ただ者ではない」
デュー「そうだな、それはオレにもわかる」
リュナン「ぱっと見そう感じさせないとこも、姐さんと似てますよねぇ」
ミレニア「……ワイルドなおじさまもアリじゃの」
リュナン「チビちゃんん!?」
イシェルナ「ミレニアちゃんの年上好きはホンモノねぇ……」
~ミレニアのおじ~
ミレニア「オグマの知り合いがわしのおじうえとは、世間は狭いのぅ」
デュー「そうだな。ホントはオグマ、ミレニアの事知ってたんじゃないのか?」
オグマ「いや……ザッハから名前や自慢話は聞いていたが、まさか本当に本人とは……」
リュナン「名前と話聞いててそれですか……」
イシェルナ「けどほら、どことなく似てるじゃない?」
デュー「そうだな。眠そうな目とかそっくりだ」
ミレニア「よく言われるのじゃ」
オグマ「言われてみれば、そうだな。なんで気付かなかったんだろう……」
リュナン「旦那……」
~またまた漆黒の三人~
リュナン「何だったんですか、あの三人は?」
ミレニア「王都をめざしとった、旅のお笑いトリオじゃ。途中路銀が尽きて酒場でバイトをしとったが、まさか姉様の所で雇われとったとはのう」
リュナン「へぇー」
シュクル「またさらっと嘘を教える……」
ミレニア「そうじゃ、リュナンも加わった事じゃし、戦隊の色を決めんとな!」
デュー「え、その話まだ続いてたのか」
ミレニア「ていうか見たまんまグリーンじゃな」
リュナン「早っ! ってか、グリーンってなんか地味~」
デュー「脇役の色だな」
ミレニア「冴えないのう」
デュー「ぴったりじゃないか」
リュナン「うわーん、少年少女がいじめるー!」
~フローレットと兄様~
リュナン「フローレットさん、綺麗な人でしたねぇ……こう、また違ったタイプで、お嬢様~って感じで☆」
ミレニア「兄様の前で姉様に鼻の下伸ばしとると斬られるぞー」
リュナン「えっそうなの!? 怖っ!」
イシェルナ「よくある親同士が決めた、望まない婚約って訳じゃなさそうよねぇ」
ミレニア「最初はそうだったんじゃが、兄様が姉様を口説き落として今じゃすっかりラブラブなんじゃよ」
フィノ「素敵……いいですね♪」
イシェルナ「あーあ、あたしにもいつかそんな素敵な人現れないかしらん?」
リュナン「姐さん、俺、俺フリーですよ!」
イシェルナ「素敵な人、って言ったでしょ?」
リュナン「ぐはっ、笑顔で容赦ないですね、姐さん……」
~魔学研究所の魔物~
ミレニア「おじうえ……」
オグマ「私の、せい……」
デュー「二人とも、そんなに気落ちするな」
リュナン「そうですよ、ひとまず助かったんですから!」
デュー「それに、ああしなければあの姿のまま、取り返しのつかない事になっていたかもしれない。結界に護られている分、内側は手薄で脆いとわかってしまったからな」
オグマ「…………」
リュナン「旦那も、取り扱いに注意するよう言っていたじゃないですか。それにザッハさんもわかっていました。誰のせいでもない、でしょう?」
オグマ「リュナン……」
デュー「みんな無事だったんだ。今はただ、その結果だけ考えていよう。な?」
ミレニア「……おぬしらに励まされるなんて、変な感じじゃの」
リュナン「そうそう、笑って笑って!」
デュー「その方がらしいぞ、お前」
ミレニア「ありがとう、なのじゃ」




