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Tales of masquerade  作者: 万十朗
第一部
35/455

濃霧の中へ・おまけ

~乙女心とアクセサリー~



ミレニア「むふふ~」

イシェルナ「~♪」

フィノ「ふふっ☆」

デュー「なんだ、やけにご機嫌だな」

シュクル「蛍煌石の装飾品がよほど気に入ったのであろう」

デュー「そういうモノなのか……」

ミレニア「デューはお子ちゃまじゃから乙女心がわからんのじゃろ?」

デュー「わかりたくもない」

ミレニア「そんなんじゃモテんぞ~」

デュー「うるさい」

フィノ「二人は仲が良いんですね♪」

デュー「なんでそうなるっ!」

イシェルナ「うふふ、まだまだねぇ☆」

シュクル「この歳でいろいろ熟知していたらむしろ怖いぞ……」




~ガトーとオグマ~



オグマ「ガトー殿……」

イシェルナ「随分と大事にされているのね、おじさまに」

オグマ「私がいつまで経っても頼りないから心配なんだろうな」

デュー「オレはそれだけとは思えない」

オグマ「え?」

デュー「二人は他人なんだろ? ただ心配なだけでこんな見事な装飾品をひとつ余分に作ってくれると思うのか?」

オグマ「それは……」

ミレニア「オグマに幸せになって欲しい……そんな願いがこめられている気がするのぅ」

オグマ「しあわせ……?」

イシェルナ「自分は幸せになる資格なんてない」

オグマ「!」

イシェルナ「……なんて、そんなコト考えちゃってたりして?」

オグマ「………………」

イシェルナ「あらん、図星?」

ミレニア「だとしたらとんだ勘違いをしてるのぅ。こうやって幸せを願ってくれる誰かがいるというのが何よりの証拠じゃ」

オグマ「……幸せを願ってくれる、誰か……」

ミレニア「なんて、おばあさまの受け売りなんじゃがの♪」

デュー「なんだ、受け売りか」

ミレニア「なんだとはなんじゃ!」

オグマ「幸せ、か……」



~流れ流れて~



デュー「記憶の手掛かりを求めていたはずがどんどんとんでもない事態に巻き込まれている気がする……」

ミレニア「そういえばそうじゃのう。最初は二人だけじゃったのに人数もどんどん増えていくし」

イシェルナ「あらん、ずっと二人っきりの方がよかったかしら?」

デュー「どっちとも言えないな。どのみち疲れるし」

イシェルナ「あらら、冷めた反応ねぇ……」

フィノ「ときめき展開に繋がらないですね……」

シュクル「二つの意味で相手が悪い」




~よろしく!~


リュナン「イシェルナ姐さん……女神様のダイナマイトインパクトもすごかったけど、他の二人も可愛い子ちゃんだなぁ♪ よろしくね、フィノちゃんにミレニアちゃん」

フィノ「ど、どうも……」

ミレニア「照れるのじゃ☆」

シュクル「おい大丈夫なのかこの男」

デュー「オグマの治癒術は完璧なはずだったんだがな……」

リュナン「まるでまだどっかに支障あるみたいな言い方やめてくれます?」

デュー「違うのか?」

リュナン「かっ……可愛くないなぁ~」

ミレニア「それがデュークオリティなのじゃ」

リュナン「そういうものなのね……で、オグマの旦那はなんでそんな離れてるんです?」

オグマ「す、すまない。その……」

シュクル「久々の人見知り発動だな」

リュナン「さっきはあんなにテキパキしていたのに……」

ミレニア「こっちが通常時じゃ。戦闘モードとか、何らかのスイッチがあるみたいなんじゃが……」

リュナン「へぇ~」

イシェルナ「貴方にも少しずつ慣れていくから無問題よん☆」

リュナン(なんだろう、小動物みたいだ……)




~大切な人~


ミレニア「それにしても何の備えもなく結界の外に出るなんて……障気にやられるとは思わなかったんかの?」

リュナン「俺だってそこまでバカじゃないですよ。ただ、店で買ったアクセサリーの結界がすぐ効かなくなって……」

イシェルナ「安物だったのねぇ」

リュナン「そゆ事です……けど、旦那に貰ったコレは随分いいモノですよね。素人目にも細工が凝ってますし」

イシェルナ「それはねぇ……オグマが大切な人にあげるはずのモノだったのよ☆」

リュナン「えぇぇ!?」

オグマ「気にしないでくれ。そもそもそんな相手はいないし、苦しんでいる人を救えるのならきっとこれが正しかったんだ」

イシェルナ「けど、ガトーおじさまが聞いたらどんなカオするかしら★」

ミレニア「おめぇのようなヤツに俺の丹精込めた作品はやれん!……とかかのぅ?」

リュナン「え、何その絵に描いたような頑固親父……」

デュー「このアクセサリーを作った職人だ。今度フォンダンシティに行く事があったら挨拶しに行くか」

シュクル「あの凄まじい眼光に睨まれるに一票」

リュナン「え……」

オグマ「大丈夫、ガトー殿は優しい方だ」

フィノ「オグマさんのお父さんみたいな人なんですよ」

イシェルナ「そのお父さんが、大事な我が子のために作った作品を見ず知らずの男に……」

リュナン「姐さんやめて背筋寒くなってきた!」

ミレニア「むふふ、これは是非会わせてみたいのぅ♪」

オグマ「…………や、優しい方、だから……」

リュナン「旦那……フォローになってませんよ~……」





~天使さん?~



リュナン「あの、旦那……」

オグマ「どうした?」

リュナン「さっきはすみませんでした。その、いくら朦朧としてたからって……旦那の事、天使さんだなんて……」

イシェルナ「あたしは女神様だったしねぇ。悪い気分じゃないケド♪」

オグマ「なんだ、そんな事か。気にしないでくれ、よく言われる」

リュナン「そうですか……って、よく言われる!?」

オグマ「ああ」

イシェルナ「どういう事?」

オグマ「ほら、魔術の……特に治癒術を発動する時の光は綺麗だろう? それでよく間違われるらしいんだ」


………………


リュナン(そ、それだけ? ホンっト~にそれだけなんですか!?)

イシェルナ(そりゃあ綺麗だけど、限度があるわよねぇ……)

オグマ「どうしたんだ?」

イシェルナ「なんでもないわよん★」

リュナン「旦那って……もしかしなくても天然?」

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