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Tales of masquerade  作者: 万十朗
第一部
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25/455

東の神子姫・おまけ

~騎士の振る舞い~


デュー「あの門番と話していた時は別人のようだったな、オグマ」

イシェルナ「ホ~ント、ビシッとしてかっこよかったわよん♪」

オグマ「え、あ……」

デュー「騎士と話すと昔を思い出すのか?」

オグマ「……そう、だな。

なんというか、条件反射だった」

ミレニア「向こうも条件反射で敬礼してたしのぅ」

オグマ「知らないうちに、染みついていたのかもな……」

イシェルナ「向こうは向こうで違うモノが染みついてたみたいだけど」

ミレニア「うむ、ありゃ下っ端じゃの」

デュー「…………」




~神子姫とは~


デュー「神子姫、というが女しか予知は出来ないのか?」

オグマ「確か、代々女性ばかりだと聞いているが……」

ミレニア「むむぅ……不思議なもんじゃのぅ」

フィノ「けど稀に男性もいましたよ」

イシェルナ「そうすると神子"姫"じゃないわよね?」

フィノ「いえ。男性は男性で神子姫です」

デュー「男の神子姫……」

ミレニア「まさかいちいち変えるのめんどいからそのまま、とかかの?」

フィノ「まぁ、そういう名称ですから……わたし達はあまり深く考えていません」

ミレニア「そういうものなんじゃの」

デュー「それで納得出来るのか……」




~フォンダンシティへ~


イシェルナ「結局逆戻りなのね~」

ミレニア「仕方ないじゃろ。障気の中を歩くにはどうしても蛍煌石の力が必要じゃ」

デュー「イシェルナも知っていたんだろう?」

イシェルナ「え?

そんなの知らないわよ」

シュクル「は?」

デュー「ならどうやって行くつもりだったんだ?」

イシェルナ「えーとぉ……………………気合で☆」

シュクル「アホか貴様! 気合でどうにかなるならとっくにしとるわ!!」

イシェルナ「あ、やっぱり?」

デュー「……危ない所だったな」

フィノ「は、はい……」




~大きな杖~


オグマ「先程から気になっていたのだが……その杖は重くはないのか?」

フィノ「慣れてますから。儀式の時には振り回して舞ったりするんですよ」

デュー「慣れてるって……ちょっと貸してみろ」

フィノ「はい、どうぞ」

デュー「!?……や、やっぱり結構重いぞ」

イシェルナ「デュー君が言うんだから相当ね。神子姫はみんなそんな重い杖を持っているの?」

フィノ「あ、いきなり最初からは持てませんよ。小さく軽いものから少しずつ慣らしていくんです」

ミレニア「まるで忍者じゃの~」

デュー「ニンジャ?」

オグマ「成長の早い木を植えて毎日跳び越える、という話だな」

デュー「毎日の積み重ね、か……」

イシェルナ「それでムキムキにならないのが不思議よね~」

シュクル「ポイントはそこなのか……?」




~フィノの占い~


イシェルナ「フィノちゃんは占いが出来るのよね?」

フィノ「あ、はい」

ミレニア「やってみせて欲しいのぅ☆」

フィノ「いいですよ。


………………


はい、こんなの出ました♪」

ミレニア「何て出たのじゃ?」

フィノ「金運が好調。幸運の鍵は赤い本の間、です☆」

イシェルナ「赤い本? あ、それあたしのヘソクリの隠し場所だわ」

ミレニア「うむむ、恐るべし……」

デュー(ていうか、ヘソクリしていたのか……)




~ライバル?~


フィノ「シュクル君……」

シュクル「ち、近寄るなっ!」

ミレニア「あれ以来この追いかけっこをよく見るのぅ……」

シュクル「オグマ、余をかくまえ!」

オグマ「え?」

フィノ「ああっ! オグマさん……もふもふしてズルいです……」

オグマ「い、いや、私はその……」

ミレニア「オグマに助けを求めるか」

デュー「消去法、だろうな。一番安全だと判断したんだろ」

イシェルナ「オグマかデュー君か、でしょうね」

フィノ「まさかのライバル出現ですか……ですがわたしは諦めません、もふるまでは!」

オグマ「もふる? フィ、フィノ……目が怖いんだが……」

ミレニア「そこでシュクルを引き渡せば自分は助かるんじゃがの」

デュー「よほどのお人好しか、混乱して選択肢が浮かばないか……」

シュクル「そこの傍観者ども! 見てないで助けぬかぁぁぁ!!」

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