Flower Presents
まだ、小説はなれていないので、この作品も単発にしました。
皆様に、手を取って頂いて読んで頂けると嬉しいです。
ネーネル「気持ちいい風。」
私の名前はネーネル、お花が好きな女の子。
ネーネルはよく近くのお花畑に来ていた。
ネーネル「お母様に、お花の冠でも作っていこうかな。
胡蝶蘭なら、お母様、喜んでくださるかしら。」
いつものように胡蝶蘭の花と花を編むように花冠を作り上げていく。
ネーネル「このくらいでいいかしら…。」
「摘みとってしまってごめんなさいね、お花さん。」
ネーネル「また、時期がきたら種を蒔きにくるから綺麗に咲いてね。」
ネーネル「お母様、喜ぶといいけれど」
ネーネル「そろそろお家に帰りましょう。お父様とお母様が心配してしまうわ。」
(ネーネル家)
ーーーーー
お母さん「ネーネル、今日は楽しく過ごせたかい?」
ネーネル「はい、とっても。」
ネーネル「後これ、お母様に、、、どうぞ。」
ネーネルは胡蝶蘭の花冠を母親に渡した。
お母さん「まぁ。これは私の好きなお花ね、ありがとね、ネーネル。」
ネーネル「お母様が喜ぶと、私も嬉しいわ。」
ネーネルにも笑顔が綻ぶ。
お母さん「今日のお夕飯は、お父さんの好きなシチューがいいかねぇ…」
ネーネル「それならきっとお父様は喜ぶと思うわ」
ネーネルとお母さんで食事の準備を始めた。
ネーネルはお母さんの事を良く手伝っていた為テキパキと人参やじゃがいもを切っていく。
お母さんは牛乳を温めバターを一緒に炒めてスープを作った。
お母さん「スープの中に、お野菜を入れて…。」
スープを煮ること三十分。
ネーネル「んー、良い香り!」
お母さん「それじゃあネーネル、味見してごらん。」
ネーネル「もう少し、煮た方が良いかなぁ…?」
お母さん「それだけ煮込めば大丈夫。シチューは、一晩寝かせた方が味がしっかり付くものよ。」
お母様は笑みを浮かべながらネーネルに料理の事を教える。
ネーネル「お母様は何でも知ってるのね、尊敬するわ。」
お母さん「ネーネル、パンも切っておいておくれ。パンにシチューをつけて食べるのが、お父さんは好きだからね。」
ネーネル「はい、分かりました、お母様。」
お父様が仕事から帰ってきました。
お父様の仕事は技術者さん。
技術者さんなので、お弁当を持ってお仕事に行っては何日間か、そのまま仕事の時があります。
お父さん「ネーネル、良い子にしていたか?」
ネーネル「はい、お父様」
お母さん「あなた、ネーネルが私の好きな胡蝶蘭で花冠を作ってきてくれたよ。」
お父さん「ネーネル、お前は優しい子だな。お母さんにそっくりだ。」
ネーネル「お父様、有難う御座います。」
ネーネル「ただ…胡蝶蘭を少し摘んでしまったので、今度いつも行っているお花畑に種を蒔きに行こうかと思っています。」
お父さん「それは胡蝶蘭も新しい仲間が増えて喜ぶだろう。」
お母さん「さあさあ、今日はあなたの好きなシチューですよ。冷めないうちに食べましょ」
お父さん「そうか、この時期は冷えるからな、ありがとう。」
三人で暖をとりながら、夕食を食べ始める。
三人「いただきます。」
ネーネルの家では、食事中に会話をするのが礼儀。一日の事を家族で集まって話す良い機会だからだ。
お父さん「ネーネル、最近はどうだ?」
ネーネル「お花畑には最近は桜の花が咲き始めました。お花達も頑張っています、だから…私も頑張らないと。」
お母さん「あのお花畑の桜は咲くと綺麗ですものね。また、家族で桜を見に行けると良いわね。」
翌日、ネーネルは昨日来ていたお花畑に来ていた。
ネーネル「胡蝶蘭の種を植えるのは…ここで良いかな?」
ネーネルはスコップで土を掘り、胡蝶蘭の種を植えていく。
ネーネル「こんな感じかな。」
ネーネルは胡蝶蘭を植え終わった後に目を瞑って両手を合わせた。
ネーネル「一生懸命咲きますように…。」
水をあげていると後ろから少し高い女性の声がした。
????「何してるの?」
子供の女の子だった。
あまり家族以外の人とは話したことの無いネーネルはあわてずに答える。
ネーネル「胡蝶蘭が新しく咲くように、種を植えてお水をあげてます。」
????「わたしの名前はナールです。お姉ちゃんはいつもここに来ているの?」
ネーネル「はい、私はいつも咲いているお花を見るために此方に来ています。」
ナール「ナール、この辺りに住むことになったんだけど…。来たばかりで…教えてください!」
ネーネルはナール丁寧に教える。
ネーネル「この土地の名前はソレ地域。この通り、お花をが盛んな土地よ。この辺りは教会も有名だわ。」
ナール「きょう…かい?」
ナールは首を傾げる。
ナール「ナール【きょうかい】っていう場所に行ってみたい!」
ナールは目をもの珍しそうにする。
ネーネル「ナールちゃん、これから教会に行ってみない?私も教会に行くところだったの。」
ネーネル「それと、ご紹介が遅れました、私の名前はネーネルです。ナールちゃん、宜しくね。」
ー教会ー
ナール「すごい…ここがきょうかい…」
ネーネル「そうよ、ナールちゃん。ここはねとても神聖な場所なの。神様がいらっしゃるのよ。」
ナール「かみ…さま?」
ネーネルは少し考えてから…
ネーネル「分かりやすく言うと、ここで神様っていうお方にお願いを思うと叶えて下さるの。」
ナール「すごい!ナールもかみさまにお願いする!」
ナールは目を輝かせた。
ネーネル「そうね、お願いしましょう。」
ネーネル「神様には最後に手で十字を書いて、アーメンと一緒に挨拶しましょ」
ナール「わかった!」
ネーネルとナールは思い思いに思いを告げる。そして最後に手で十字を描く。
ネーネル&ナール「アーメン」
ナール「これでかみさまに守ってもらえるね!」
ネーネルは笑みを浮かべながら、ナールは元気いっぱいに笑顔になった。
ネーネル「そうね、では帰りましょうか。」
ナール「うん!」
ナールはいつも通り疑問をネーネルに言う。
ナール「ねぇ、お姉ちゃん。種を植えていたけど、こちょうらんってどういう意味なの?」
ネーネルは考えてから、
ネーネル「そうね、胡蝶蘭のお花の意味は、幸せがやってくる、という意味よ。私のお母様も
とても好きなお花なの!」
ネーネルがいつも淡々とはなすので、嬉しそうに話すのがナールは嬉しかった。
分かれ道があった
ネーネル「私の家はここを右に曲がった所だから。ナールちゃんの家はどこ?」
ナール「私の家はこの道を真っ
直ぐ行って、左にいった所の小
さなお家だよ。」
ナール「今日からナールとお姉ちゃんは友達だね!」
ネーネルは驚いた顔を少し浮かべてから。
ネーネル「友達…ナールちゃん…その…。私と友達になってくれるの…?」
ナール「お姉ちゃん、今日ナールと一緒に遊びに行ったじゃない!だからこれからは友達だよ!」
ネーネルは小さい子は純粋でキラキラしてることを知った。人を少しは信用してもいいかなと心から思った瞬間でした。
ナール「お姉ちゃん、またね~」
ネーネルはぎこちなく手を振るが内心はとても嬉しかった。
ネーネルは嬉しそうに母親の元に駆け寄った。
ネーネル「お母様、私、お友達が出来たの!」
お母さん「あら、名前は何て言う子なの?」
ネーネル「ナールちゃんっていう子なの。最初に声を掛けられた時は驚いたけれど…お話が出来てとても嬉しかったわ。」
お母さん「ナールちゃんとは、どんな話をしたの?」
ネーネルは、今までの経緯を嬉しそうにお母さんに話す。
お母さん「そう、そんなことがあったのね。」
お母さんは涙を堪えながら笑みを浮かべながら答える。
お母さん「貴女も、随分とお友達関係には悩んだでしょうから貴女にとって今日は特別な日ね」
お母さん「もしかしたら、貴女の必死の行いが良かったのかもしれないね。」
ネーネル「お花は摘んでしまったけど…。お母様に作った胡蝶蘭の花冠が…。」
お母さん「いずれにせよ、ネーネルにお友達ができて良かったわ。」
お母様から大粒の涙が流れたのを見て、私からも涙が流れた。
お母さん「今日はネーネルのお祝いに御馳走を作らないとね」
ネーネル「お母様、いつもの食事にしましょう。それが私にとって安心しますもの。」
お母さん「なら、今日は貴女とお父さんが好きなカレーにしましょうか。」
ネーネル「私、カレー大好き!お母様、有難う御座います。」
お母さん「今日の事はお父さんにもお話するのよ?」
お父様が疲れた顔をしながら会社から帰宅してきました。
ネーネル「お父様!」
お父さん「ネーネル、どうしたんだい?」
ネーネルは今日のことを嬉しそうに話す。
お父さんは涙が止まらなかった。
お母さん「さあさあ、今日はお二人の好きなカレーをお作りしますよ。二人も手伝ってくださいな。」
ネーネル&お父さん「はーい。」
ネーネル家には笑顔で一杯になり、ネーネルの人が苦手なのも克服でき、その後ずっと幸せに暮らしました。
end
小説を書き始めて1ヶ月経っていなかった頃の小説です。…
柔らかい感じで仕上げてみましたが、スマートフォンで仕上げていたため、読みにくいところを修正しました。
最後までお読みいただき有り難う御座いました。
また頑張って書きます!