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愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
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美桜の願い

『幸也先輩、悠斗先輩 私負けたくない。伴奏、やめさせないで』


先輩達を見つめて、お願いした。


『バカだなぁ・・美桜 何心配してるの?俺と美桜は、指揮者と伴奏者 一心同体じゃなかったっけ?美桜がいないと俺が困るよ』


幸也先輩が、声をかけてくれる。


『美桜ちゃん 2年7組を頼むよ』


悠斗先輩も声をかけてくれる。


その言葉に、安心したからなのか、過呼吸を起こした後だったからなのか、力が抜けて幸也先輩の胸に倒れこんでしまった私。


『美桜!』


幸也先輩の声に、先生たちが一斉に私へ駆け寄ってきた。


『どうした?』


池田先生が、尋ねる。


『ピアノ辞めたくない。って話してくれて、美桜じゃないと困るよ。って伝えたら、力が抜けたようになって高瀬の所に、倒れていった』


悠斗先輩が、話した。


『そっかぁ、安心したんだな』


内藤先生が安堵する。


『保健室連れて行きますか?』


中野先生も声をかけてくれる。


美桜を守るように、抱き締めている幸也先輩を見て誰も何も言えなかったらしい。






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