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イジメ再び
根気強く教えてくれる幸也先輩
この様子をドアの窓から見ている人がいるなんて私も幸也先輩も気づかなかった。
いつものように1年7組の練習が、少し早く終わったので一人で2年7組のクラスへ移動中、2年生の他クラスの人達が、集まっていて私を睨んできた。
『コイツじゃん 偉そうに2年のクラスに入り浸ってる奴』
『ちょっと、可愛がられてるからって・・調子に乗ってんなよ』
『おい、こら1年 無視して通ろうと思うなよ 先輩に挨拶なしかよ』
腕を掴まれた。怖くて涙が溢れてきたけど ここで泣いたらダメだと思い頭を下げて
『失礼します』
と言って、通ろうとした時・・・・