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愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
78/152

いよいよ

『たぶん、大丈夫です』


池田先生に声を掛けた私。


『はやっ』


『マジ?』


『蓮、一週間かかったぞ!!』


『ってか、聴いてみないと、なんとも言えないんじゃね?』


・・と、2年7組の先輩達の声が溢れた。


『まぁ、確かにお前らの言うこともわかるが、あまり失礼な事を言うなよ。 1年7組からの大切な人材を借りてきたんだからな』


池田先生が、クラスに語りかけた。


譜面めくりは、蓮先輩がしてくれる事になった。


一度、先輩方の方へ向けて、一礼して、周りを見渡して悠斗先輩と池田先生は


『うん』


って頷いてくれた。


ピアノの前に座り、深呼吸をして集中する。


鍵盤の上に指を乗せて、集中してから弾き始める。


いつも通り気持ちを込めて、一音一音大切に奏でる。


音楽室が私の奏でたメロディが、響いて先輩達の心の扉を開いてゆく。 


私の伴奏が受け入れてもらえるように・・・


一曲弾き終わって、隣の蓮先輩を見たら


『うん』


って頷いてくれた。 そして、先輩達から大きな拍手が音楽室に響いた。







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