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愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
75/152

悠斗のダメ出し

『俺も、美桜ちゃんのお弁当、食べたかったな』


悠斗先輩が残念そうに言う。


『え~~ 悠斗先輩は、美味しいお弁当食べてるからダメですよ』


意味が分かっていない私の発言に、悠斗先輩が


『美桜ちゃんの手作り弁当だから食べたいんだよ 俺のために作ってくれるっていうのが嬉しいんだよ』


悠斗先輩が少し耳を赤くさせて教えてくれた。


『機会があれば悠斗先輩の為に思いを込めて作りますよ』


と言うと


『そこは、愛情を込めてって言わないとダメだよ美桜ちゃん』


悠斗先輩のダメ出しがでた。


『はい』


返事をして悠斗先輩を見つめたら、悠斗先輩は笑っていた。



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