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天然無自覚
『お~~~~~~~~~~~~~』
低い声が響く。
『ん?』
わけが分かっていない私 何? もしかして私?
『悠斗先輩 ごちそうさまです。 美味しかったです』
『そう? 母さん喜ぶよ』
笑ってくれた悠斗先輩。
大変だった2年7組での お昼ごはんの時間も終わり
みんなで音楽室へ移動
『美桜ちゃん びっくりさせちゃってごめんね。 クラスで美桜ちゃんの伴奏の事、話したら みんな喜んでくれて嬉しくて ちょっと悪ノリし過ぎたね』
悠斗先輩が、謝ってくれている。
『はじめは、びっくしたけど みんな優しく迎えてくれたから。池田先生から、プリンもらえたし悠斗先輩の卵焼きも』