美桜のお弁当
『美桜ちゃん あれは放っておいて良いから さぁ、お弁当一緒に食べて親睦をはかろうね。さぁ、先生の横においでね』
ノリノリの池田先生。何も言えず言われるまま、されるままの私
お弁当を全員で食べるため丸くしてある机。
池田先生の横に座ったら、クラスに声をかけた。
『美桜ちゃんの横で食べたい人、後1人良いぞぉ~~』
先生らしからぬことを言った池田先生。
私は悠斗先輩が良いです。と池田先生に伝えた。池田先生が
『残念なお知らせ・・美桜ちゃんが山下をご指名です。山下は 美桜ちゃんの横ゲットです』
『さぁ、食べて音楽室行きますよ』
それぞれお弁当を広げて食べ始める。私も一応開けるが食欲が無い。
ピアノを弾かなくてはいけないからではなくこの雰囲気に飲まれていたためだ。
『美桜ちゃん、ちっさいお弁当箱だね ダイエットはダメだよ。唐揚げ美味しそうだね』
池田先生がお弁当を覗いている。
『良かったらどうぞ 味の保証はしませんけど』
『ん? 美桜ちゃんの手作り?』
池田先生が聞いてきた。
『毎日じゃないけど、今日のはそうです』
箸が伸びてきて唐揚げをつまんで
『美桜ちゃんの手作りゲットしました。 内藤先生に自慢しよ』
ウキウキの池田先生