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愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
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挨拶

池田先生が私の背中を押して、教室の中に誘導してくれる。


どうしても、自分からこの違和感が半端ない雰囲気に中に入れなかったから・・・。


池田先生が2年7組の先輩たちに


『どう 俺って凄くない? 拉致大成功したぞ!!』


わけわからない自慢をし始めた池田先生。


盛り上がる2年7組のみなさん。悠斗先輩が口パクで


『大丈夫』と言ってくれているようだった。


私も悠斗先輩に向かって、小さく頷いた。


悠斗先輩は、微笑んでから頷いてくれた。




『1年7組 藤堂美桜です。よろしくお願いします。お昼の時間にお邪魔してしまって申し訳ありません』


自己紹介をしたら


『いらっしゃい 毎日でも来ていいよ 大歓迎しちゃう』


場を考えないで、ノリで盛り上がる大倉先輩に、池田先生が


『バカ丸出しだぞ 大倉!! 先輩として恥ずかしいぞ』


クラスメイトに大笑いされる大倉先輩。


『・・・・・』


『池田先生、藤堂さんが、どん引きしてます。なんとかしてあげたらどうですか?』


綺麗な女の先輩が、池田先生に無茶振りしています。


(いやいや、そっとしておいて下さい)


私の心の声・・・


ここって私達と同じ、特別選抜クラスだよね?


2年だよね? 私の頭の中で『?』が飛び交う。



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