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池田先生のお願い
『美桜ちゃん、早速で悪いんだけど昼放課に迎えに来るから一度ピアノを弾いてもらえないかな?』
池田先生のお願い・・・。
『はい。大丈夫ですよ。何弾けばいいんですか?』
『クラスの人達納得させたいから、音楽室で楽譜渡すやり方でも、良いかなぁ?』
池田先生が、申し訳無さそうに私に言う
『譜読みする時間もらえるなら・・』
『うん、大丈夫。じゃあ、そのやり方で』
池田先生が、嬉しそうに言ったので、みんなが笑っていた。
『はい。わかりました』
『美桜ちゃん、すげー』
蓮先輩が驚いている。
『お前 楽譜もらって1週間だもんな』
悠斗先輩がバラしている 蓮先輩の現実
『うっ、そういう事ここで言うなよ』
恥ずかしそうな蓮先輩
『バカだなぁ・・一緒ににすんなよ。俺も見物しに行こ』
内藤先生は行く気、満々な様子です
『別に、内藤先生要らなくないですか?』
池田先生がボソッとささやいた。
『いやいや、藤堂の付き添いです』
怪しい内藤先生