【2年7組side】話し合い
【2年7組side】
『・・提出期限を忘れるなよ。 あっ、合唱コンクールの伴奏について話があるようだから聞いてやって』
池田先生が伴奏について話を投げかけてくれた。
俺は悠斗と前へ出た。
『合唱コンクールの伴奏についてなんだけど、本当に迷惑をかけた ごめんな』
『俺が駅で助けたことがある1年生の子が、廊下で過呼吸を起こして辛そうにしてた時、助けたのがきっかけで話をするようになったんだけど、その子ピアノがめちゃくちゃ上手で自分のクラスでも伴奏者してるんだけど今朝、駅で偶然一緒になって蓮のこと知ってその子が練習だけでも手伝いますよって言ってくれたんだ。池田先生には話してある。クラスが全員賛成なら、池田先生が一緒に頼みに行ってくれる事になっているんだ。どうかな?凄く良い子なんだ。頼んでみないか?』
悠斗が熱く語っていた。
『俺、今日はじめて話したんだけど、怪我の事話したら本当は自分で弾きたかったでしょ? 悔しかったでしょ?って俺のために泣いてくれる 心優しい子なんだ。俺はマジで美桜ちゃんに頼みたいと思ってる クラスの伴奏を美桜ちゃんにまかせてみないか?』
蓮が力説している