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悠斗先輩との時間
『うん。良いよ。どんどん甘えて。俺 先輩だから』
笑っている悠斗先輩。
『先輩だから・・って1年生何人いるか知ってます?』
『えっ? 美桜ちゃんだけに決まってるじゃん。もう天然ちゃんなんだね。ますます可愛いよ』
悠斗先輩が微笑みながら私を見つめる。
『先輩までそんなこと言うんですか?』
拗ねる私。
『なんて言われてるの?』
『え~~~~そこ聞くんですかぁ?』
『うん。教えて』
『・・・・・・天然無自覚って言われる』
『あははは・・そうかぁ』
笑い出した悠斗先輩
『悠斗先輩、酷いです。もう、キライになっちゃいますよ』
拗ねて意地悪を言ってみる私。
『あ~~ごめんごめん 許して美桜ちゃん』
保健室が明るい雰囲気に包まれていた。