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愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
34/152

悠斗先輩と遥翔

『遥翔くん、ありがと。教室戻ったら、宜しくね。』


『一人で廊下、歩かせられないから連絡ください』


一歩も引かない遥翔くん。


『わかった。内藤先生に連絡入れるわ』


保健の先生が、遥翔くんに伝える。


『悠斗先輩、ありがとうございました。遥翔くん、ありがと』


『無理しないんだよ、美桜ちゃん』


悠斗先輩が、笑顔で言ってくれた。


『おう』


ぶっきらぼうだけど、微笑んでいた遥翔くん。


遥翔くんと悠斗先輩は、私に返事をしてそれぞれ教室に戻っていった。



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