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教室の廊下で
教室の入口近くで教室からすごい勢いで飛び出してきた
男の子とぶつかって、その衝撃に耐え切れずに
『きゃっ』
と言って倒れてしまった私。 ぶつかった男の子は
『わりぃ めっちゃ急いでるから謝罪は後で・・マジでごめん』
と言うと、あっという間に行ってしまいました。
そんな私達を見ていたクラスメイトが
『大丈夫なの?』
心配をして声をかけてくれた。
『うん。 でも足痛い』
って私が言うと
『それって、大丈夫って言わないから!!』
と言って、教室の中にいるクラスメイトに向かって
声をかけてくれた。
『ちょっと男子ーーーーーっ!!
美桜、足痛めちゃったみたいだから誰か手貸してーーー!!』
と声をかけてくれた。
クラス委員長をしていて、面倒見の良い
涼くんがすぐ駆けつけてくれて
『美桜、保健室行こうか!! お姫様抱っことおんぶ、どっちが良い?』
なんて言うから、恥ずかしくて仕方ない。
『歩けるよ』
取りあえず、声をかけてみる私。
『無理したらダメ』
と言われ、私の意見は却下されました。