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愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
23/152

保健室

『涼 3組の田上先生に生徒相談室に来てもらうように伝えてきて』 


と、内藤先生。


『・・ってか君たちも行くよ。着いてきて』


と、3組の女子に向かって内藤先生が言うと、嫌々ついてきた。




私は遥翔くんに保健室に連れて来てもらったけど震えが止まらない。


『美桜、大丈夫だよ。俺が絶対に守るから』


って力強い言葉に私も顔を上げ、遥翔くんを見て


『ありがとう。ごめんね』と返す。


『ばーか。俺がしたくてすんの! 気にするなよ』


遥翔くんの言葉が、私に届く。


保健の先生と生活指導の先生が来て 私達に事情を聞いた。


少し前から悪口が始まったこと、ボールを投げられた事を話していたら、涙が止まらなくなって震えが強くなってきた。保健の先生が気付いて


『藤堂さん、もう大丈夫。心配いらないから』


と、背中をさすってくれていたけど、涙と震えが止まらない。


生活指導の北島先生が『藤堂が狙われているの?』って聞かれたけど、答えられない私に代わって、遥翔くんが答えてくれた。


『昨日までは7組に対してでした。今日は雪村と美桜が合唱のことで話してたら、いきなり美桜に向かってボールを投げてきました。悪口も、美桜に対してでした。』


しっかり受け答えをしてくれる遥翔。





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