表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
129/152

やわらかいクラスの雰囲気

その途端、会場が割れんばかりの拍手が鳴り響いた。


それを聞いて、自分ではあまり感じていなかったのか先輩達のクラスの伴奏は、自分のクラス以上に責任を感じていたんだろう。 拍手の嵐に涙が溢れて止まらなかった。舞台袖で幸也先輩が、


『美桜 良かったよ。ありがとう 今までで一番良い合唱ができたのも美桜の伴奏がそうさせたんだよ。感謝してる 本当にありがとう』


なんて言葉をくれるのでますます泣けてきた。


美桜・・・抱きしめてあげたいけど、全校生徒いるから


少し我慢。後から、いっぱい褒めてやろう。


甘やかせてやろう。  心のなかでつぶやく俺。



『美桜ちゃん 泣いてるの? もう 可愛い』


と、クラスの中で頼りになる楓先輩が抱きしめてくれた。


『楓 なに独り占めしているの。私達にも美桜ちゃん ちょうだい』


と言ってくださる先輩達。クラスの控え席に戻ると、池田先生は


『美桜ちゃん、最高の伴奏だったよ ご苦労様』


と、褒めてくれた。せっかく止まっていた涙が


溢れだした。


『も~~ せっかく泣き止んだのに 池田先生泣かさないでくださいよぉ』


と、楓先輩が言う。


『仕方ない、責任取るぞ』


と、笑う池田先生。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ