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幸也先輩の言葉
幸也先輩が、クラスの人へ向けて話し始めた。
『本当なら無伴奏かCDだった今日の合唱コンクール。色々な縁が重なって美桜に手伝ってもらえることになった。池田先生も話していたけど、もう一度 俺からも美桜のピアノは学校一上手い。そんな美桜に伴奏してもらえる俺等は本当に幸せな事だと思っている。さっき1年7組の合唱 本当に最高だった。 俺たち2年7組も美桜と共に最高の合唱にしよう。美桜 頑張ろうな』
幸也先輩のメッセージを受け取った。
私もしっかり頑張る。
2年生の順番は7組は5番目。
いよいよ2年生の部が始まった。
『池田先生 私 お手伝い出来て本当に嬉しいです。先輩達と楽しんできます。 行ってきます』
と言うと池田先生は
『うん。ちゃんと見守ってるから。安心していってこい』
と、言ってくれた。
先輩方が迎えに来てくれた。
『美桜そろそろ行くよ』
幸也先輩が、隣に来てくれた。
『は~い』
そんな光景を微笑ましく見ていた池田先生。
美桜ちゃん、ウチのクラスのアイドルだなぁ・・・。
と、一人つぶやく池田先生。