108/152
成果?
幸也先輩の指揮で、私のピアノも無事、弾けることができみんな、拍手をくれた。
『大丈夫そうだな 藤堂』
内藤先生が声をかけてくれる。
『はい』
素直に答える私。
池田先生・幸也先輩・悠斗先輩のフォローと2年7組の先輩達のエールのおかげで、無事伴奏ができそうで、ホッとしていた。
『美桜 ありがと。指揮の練習ができた』
幸也先輩が、私を気遣ってこうして言葉をくれる。
『いいえ。幸也先輩が、私のわがままに付き合ってくれたんです。お礼をいうのは私の方です。幸也先輩ありがとうございます。 幸也先輩の指揮とっても弾きやすいです。頼りにしてます』
『おう。任せておけ』
幸也先輩が、弱い私を支えてくれる。