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愛と優しさに包まれて   作者: 菜須よつ葉
全校音楽会
107/152

練習

ピアノの前に立ち、深呼吸をして座って鍵盤に指をのせる。


幸也先輩の指揮を待つ。


私と幸也先輩の2人の練習になった。


池田先生は、悠斗先輩に歌ってもいいぞって言っていた。


1人じゃ、嫌ですよ。ときっぱり断っていた悠斗先輩。


『美桜ちゃんの伴奏、独り占めだぞ 歌っとけ』


『そんな独り占めは、要らないです。美桜ちゃん本人なら、考えます』


『お前も、言うねぇ・・』


池田先生と悠斗先輩が盛り上がりすぎていて幸也先輩が、2人を睨んでいる。


『・・・・・・』


『・・・・・・』


『『すみませんでした』』


二人して、幸也先輩に謝る。




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