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悠斗先輩の思い
『悠斗 わりぃ頼むわ』
幸也先輩の声に、私が起き上がろうとしたら幸也先輩に止められた。
『美桜 倒れた後は ゆっくりして。俺たちでフォローするから・・・』
と言って、私を悠斗先輩に任せた。
『悠斗先輩・・』
『美桜ちゃん 謝らないで ほら、俺のところにおいで』
と、悠斗先輩が甘えさせてくれる。
悠斗先輩に素直に甘える事にした私に悠斗先輩は、私を抱きしめて安心したのか微笑んでくれた。
悠斗先輩に抱きしめられて 2年7組の皆さんに囲まれている事に、今更 恥ずかしくなってきて
『悠斗先輩 もう大丈夫ですよ』
と、声を掛けた。
『美桜ちゃん 俺がこうしていたいんだよ』
って言う悠斗先輩