開幕の予感
手書きイラストの掲載があるかもね。
その辺りはまだ決めてないよ。
「フフフ、やっと完成した。
最大チャンク規模巨大自動作物育成装置!
かかった時間は....丸三日位か。」
パソコンを前にうずくまり
人気のサンドボックスゲームをプレイしている
細マッチョの男。彼はたった今述べた通り
三日間にわたる作業を食事以外ねる間も惜しんで
プレイしていた。
率直にいうと、彼は作業厨だ。
それも極度の作業厨だ。
自身の蓄える筋肉も筋トレというものを
作業だと自分に言い聞かせてやり続けた結果だ。
「いやー、久しぶりに大型のなにかしら
作ったわー。首めっちゃいたい。」
リンゴン!リンゴン!リンゴン!
「うわぁた!め、メールか」
突然のスマートフォンの着信音に驚き
つつもスマートフォンを拾い上げる。
そして新着メールのボックスを確認する。
彼の新着メールのボックスにあるのはだいたいが
自分の登録しているサイトやらサービスやらの
宣伝やキャンペーンのお知らせ等で、
そういうのは無視しているため溜まりにたまっている。
「んと?これか」
メールを開くとごく短い文章が
こうとだけ記載されていた。
差出人 不明
件名 必ず読んでください。
日時 29/08/11/14:22
――――――――本文――――――――
おめでとう
あなたは選ばれた
「ん?」
はて?なんのことだかさっぱり分からない。
なにかの抽選に応募した覚えもなければ
変なサイトにアクセスした覚えもない。
選ばれたとは、なにに選ばれたというのだろうか。
「迷惑メール...かな?」
結論はそうだった。
よくみると、新着メールのボックスは
なん十件も同じ内容のメールで埋め尽くされていた。
「ふぅ、もうねるか」
動かさなかった手足を無理にうごかして
軽くストレッチをして風呂にもしっかり入ったあとの
この一言だ。三日間一切の睡
眠をしなかったため身体には疲労がたまっている。
布団にはいると、眠るまでには一分もかからなかった。
寝たらいつのまにか別の場所にいる。
なんてことを今までに経験した人はいるだろうか。
いるとしたらそれはとんでもない歴を持つ人として
尊敬するとしよう。電車の寝過ごしなどは抜きで。
だが、彼の場合は場所が変わりすぎた。
「え、ここどこ?」
目の前を通りすぎるネコミミのはえた青年。
また、猫のように体毛におおわれ、鼻と口が高く、
それプラス尻尾やイヌミミのはえた人間。
「これは、どういう、異世界召喚?」
頭を混乱させながらも
唐突に頭に浮かんだ言葉を発した。
そこに現実にはいないはずの様々な生物が
また通りかかり、その言葉が本当に起きたことを
証明した。
「異世界...召喚!?」
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