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転移ミスしたら壁にめり込んだんですけど、僕は壁ではありません【調整中※暫しお待ち下さい】  作者: 油田神 ラー・ユー
一章 転移ミスしたらめり込んだ件
3/7

神様、寝ぼ助勇者を異世界に送り出す

壁勇者誕生までの神視点です!









俺はこの世界と他の世界をつなぐ入り口を管理する神だ


勇者召喚やら、転生やらもろもろ、適当に要望を聞いて、適当に能力を与えて、適当に説明するだけの簡単な仕事さ!



どいつもこいつも、俺tueeee、私kawaeeeeeしたいなんて糞みたいな要望出しやがって



まぁ、今説明してる奴は違う感じだが、


「おーい?きいてる?ねてんのか?」


「……うーん、きいてるよーzzZ」


聞いてるって事でいいや

「君異世界に召喚されるんだけどどんな能力が欲しい?」


「なんでもいいー」


それじゃあ困るんだよ!

「じゃあ、お兄さんが決めちゃうよ?」


「お願いー…眠いあと2時間 ね…s…て……zzZ」






寝坊助君には隠れスキル言語理解と

特別に伝説級スキル「転移」と言うものを与えてあげた


このスキル、ただの転移じゃない


普通、転移のスキルは、一度行ったことのある場所または、正確な位置と風景がわかる場所でないと使用することが出来ない


しかし!この転移は、行きたいところに行ける神チート能力なのだ!



彼のステータスはこうだ




===========================

ステータス


名前 ーー

職業 勇者

種族 人族

伝説級スキル 《何処でも転移》

隠れスキル 《言語理解”全”》

ユニークスキル《進化》


世界間移動特典 魂魄強化

===========================



名前がない?

名前!が!ない!



おかしい!どうなっていやがる





《解析中……》


《警告:能力(チート)の入れ過ぎです》

《警告:名前が消滅しました》

《警告:過剰な能力(チート)により、魂が破損しています》

《破損した魂を強化しました》

《世界移動特典を入手しました》


《過剰なステータスを隠蔽しました》


《警告:名前に関する情報が復元出来ませんでした》



やっべー、なかったことにしてさっさと送り出すか!


《転送します》









転送後、しばらく起き上がらなかった彼は彼は少し目が覚めたのか、キョロキョロし始めた


「よかったぜ。一時はどうなることかと…」




『ふははは、愚かな人間共よ…あの忌々しい勇者の封印から解放したことに礼をいうぞ!うむ……あー、それらしい言葉が思いつかないわ…笑』



おいおいおい!?なに言ってんだあいつ!?

言語理解あるから通じちゃうよ!


ん?

画面が切り替わったな

転移して逃げたのか……


んん?また変わったぞ。


また、また、また!





って今度はダンジョンかよ!



『転移転移転移転移転移転移』

やめろ!やめろ!めり込んだら死ぬ!


『転移転移転移転移転移転移』

おいおい!なにやってんだあいつ!





『転移転移転移転移転ィ……!!!!』

ーーーーグジャ‼︎プシュッ!!


あ、死んだ




《記録を更新しました。

一位 01:04:56

二位 05:26:23

三位 09:55:12 》



ぶっちぎりやんけ!






っていうか魂が戻ってこないぞ?


どうなってんだ?

ゴースト化したか?



ん?壁に反応あり?




《解析の結果、壁に転生を確認しました》


壁に転生……?


か…壁に…







ぷっ!

ははははは!

やべぇ!きゃはははは!ひぃひぃ苦しい!


期待以上!


壁の癖に勇者とか笑



ははははははははははははははは!笑






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