プロローグ
初投稿です。不定期更新になりますがよろしくお願いします。
『ステータス』そう俺が念じると、目の前に青白いRPGゲームなどでよく見るようなメニュー画面が浮かび上がる。
アイテム:0/20
装備
ステータス
スキル
パーティ
ヘルプ
「これじゃあ、まるでゲームじゃないか」
男は呆れた様に笑う。
何故自分がWeb小説やRPGゲームのような場所にいるのか、男はつい数時間前のこと思い返しながらメニュー画面を見続けるのであった。
事の始まりは何も特別な事はない、タダ普段通りの生活をしていただけだったのだから。
俺の名前は紫桜 楓アニメやラノベが大好きな高校2年生
一応言って置くが、顔立ちが中性的で女に間違えられることが多いが男だ。
今から職員室に行くところなんだ。 何をしたかって?ちょっと授業が暇だったんでゲームをしてたのがバレたんだ、そんなに怒らなくてもいいと思うだろ?でも仕方無い確かに俺がルールを破ったんだから。気が乗らないが行くか、と階段を降りていると後ろから誰かがぶつかってきた「このや…」と、言いかけたところで気がついたが「あれっ?今俺浮いてねぇ?」俺の意識は暗転した。
俺が起きたのは真っ白な何もない空間だった「ここは…」
どこからともなく声がする。
「その質問には我が答えてしんぜよう。」
「誰だ!」と俺が問うと、
声はの主は「私かい?私は神あるいは宇宙あいるは真理そして私は君だ。」
「意味わかんねぇよ」というかここはどこなんだ?
「ふむ説明しよう」
「さらっと人の心を読むんじゃねぇよ」まぁいいこいつの親切にあやかろうじゃないか。
「ざっくり言うと君は死に次にどこの世界に転生させようか悩んでいるのだよ。ちなみにファンタジーの世界がいいよ思うのだがどうかね?」
「色々ツッコんでいいですか?」
「却下だな」
「よし決めた君を魔王とか魑魅魍魎が跋扈する異世界に転生させることにしたよ。」
えっなにこの展開もうなんだかついていけないんですけど…ていうか魑魅魍魎ってなに?
「そうだな不慮の事故で死んだのだしサービスくらいしてやろう。」
サービスってなんだろ?チートかな?それとも凄いアイテムかな?
「残念だがそういう類ではないが便利なスキルと珍しい職業適正だよ。」
「ていうか毎度毎度人の心を読むんじゃねぇよ」
「では1つ質問するぞ」
こっちの意見は無視かまぁもういいけど
「質問とは?」
「君にとって魔法とは?」
魔法?あれか?炎とか雷とか氷とか出したりするやつか?でも魔法といえばやっぱりあれかなぁ
「俺にとって魔法か、それは全てを蹂躙し尽くす強者にだけ許されたもの。」
「具体性にかけるな。だか面白そうだ。最後にもう一つ質問しよう。」
「君にとって力とは?」
俺が求める力…それは…
「男らしい力だ!」
「えっ?何こいつ馬鹿なの?それともただの変態?まぁなんでもいいやサービスしておいてやるから来世を楽しみなよ。」
あん?質問しておいてを馬鹿にしやがって。こいつ絶対ろくでもねぇ神だな。あっやべぇ神って心読めるんだっ…
とそんなことを考えていると急に蹴られた。
「神を馬鹿にするのはやめときなよ。次は消すぞ?」
えっ?ちょっと今の何?ていうかすんげぇこいつ怖いんですけど。
「人が優しくしてやったらこれかよ。まぁいいさっさと転生しやがれ。」
さっきと性格変わってません?というかだんだん奴の声が薄れていくって、俺の意識も飛んでねぇか?そうして俺の意識はまたもや暗転していった…
楓のステータス
HP 15 MP 25
STR 3
DEF 3
DEX 15
INT 15
AGI 15
スキル
鑑定 Lv1
水魔法 Lv1
火魔法 Lv1
なお、この世界の一般男性ステータス平均は10です。