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第1話 カカワリ

ごく普通の日常。

クラスに絶対一人はいるまじめそうな子、藤田舞《ふじたまい》は最近、悩んでいた。

その悩みというのは・・・

「見られてる」

登下校時はもちろん、移動教室の時も授業中にも・・・・・

「そりゃぁ、あれよ、舞は恋されたのよ」

そう言ったのはあたしの親友である池田綾香《いけだあやか》だ。

「恋?そんなわけないよ、だってあたし恋されるたちじゃないもん」

「まぁ、舞は男に厳しいからな、俺は舞が恋されたどうかより仮に恋されたとしてどこに惚れられたかに興味あるけどな」

今、男っぽく話したのはもう一人の親友である橘優姫《たちばなゆうき》だ。

「そうよねぇ、舞の男嫌いは徹底してるからねぇ」

綾香は悩んでるようにため息つきながら言う。

「う、うるさいなー綾香は、あたしは別に男が嫌いじゃないの、ちょっと苦手なだけで・・」

「はいはい、あと、そのダサい髪型とメガネも変えような〜」

「も〜、優姫まで〜」

「あっ、そのふくれた顔もかわいいっ」

「からかわないでよ、あたしは本気で悩んでるんだよっ!」

「あっはははは」

あたし達は移動教室からの帰りだった。

するとそこへ一人の男子が来た。

「あのー、藤田さんですか?」

「そうですけど、何か用ですか」

「さっき何か渡してくれって頼まれたんすけど」

そういうと、そいつは手紙を渡してきた。

「手紙?」

綾香と優姫が興味心身にその手紙を見てくる。

「いったい誰から・・・・」

あたしが誰からかと聞こうとしたら

「確かに渡しましたからね〜」

と男は去って行った。

「受け取ってしまった」

それが最初の<俺>と<あたし>のかかわりだった。

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