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残尿感

作者: ガリク村

なぜこんな思いをするの


届かない気持ち


僕のせいじゃない


ただかすれた声しか出ないよ


君への思い 残尿感



嘲笑う声


人混みの中


今日も駅で君を見送る


バントだけが上手くなったな


そんな想いは 残尿感



平凡な人生に栄光と賞賛を


僕がストレートしか投げれなかったら


どんなに潔いだろう


漠然とした毎日に傾向と対策を


僕はまだマウンドに立ってない


駅で独り君を待つ



漆黒の闇


気だるい帰り道


寄り添う猫に


今日も嫉妬する


街灯に照らされた僕に影はなく


切ない夜は 残尿感



臆病な僕に検討の余地はない


僕がストレートを投げたら


君は受け止めてくれるかな


釈然としない君はパスボール


涙に濡れたロジンバッグ




最初で最後のストレート


僕はもう振り返れない


浜風に乗ってサヨナラさ


涙の分だけ 残尿感




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