語られない日常~隠蔽された最強のお仕事、中篇~
先ほどアクセス解析を見てみた所、とうとうPVが50万ユニークが5万を超えていました。え、まだネタできてないよ?
・・・・・・なるほど。よっぽど私を過労死させたいようだ。それとも知恵熱で入院フラグでも起こさせる気ですか?
「・・・・・・とは言ったものの、情報が全く無い・・・・・・さてどうしたものか」
前話にてぶっ飛ばすと威勢のいい言葉は言ってみたが、そのぶっ飛ばす相手が分からないんだよなぁ。ホントにどうしよ。
「・・・・・・げ。まだ手の震え治まってないや・・・・・・チッ」
ええい鎮まれ!鎮まれ俺の両手よ!
・・・・・・あれ。これって邪気眼発病者の症状と酷似してねぇ?うわ鬱だ。
まあ、悩んでいても仕方ない。まずは町中走り回ろうか。
そんな事を考えていると、足元から乾いた音がした。
「・・・・・・ん?」
靴音とは違う何か。とりあえず音がした所に目を凝らす。
「・・・・・・おお。もしかして有力情報ゲットじゃねえ?」
そこには、血塗れた小さなナイフが一本転がっていた。
手に取らずにじっと見る。いや、手で取ったら血ついちゃうしさ、そういうの嫌なんだよね。
「・・・・・・ふむ。微かに魔力が込められているな」
じっと見ていると、ナイフからオーラのようなもの――――――まあ魔力だ――――――が漏れているのが見えた。
「・・・・・・えーっと、確か魔力から人物を特定できるんだったっけ?」
久々の脳内ヤ○ーを起動。いやグー○ルでも良かったんだけどね。
まあ検索した結果、俺の予想は正解という事になった。
さらによく見ると、魔力の中に細いケーブルのようになっているものが見え、そしてそれがどこかに繋がっているのがわかった。
何だ。随分簡単に犯人分かったな。まあちゃっちゃとフルボッコするか。
簡単に見つかった事と、なぜあんな事をやったのかという疑問から、少し俺はイライラしていたのだろう。詳しい理由は知らん。
人は怒ると周りが見えなくなる、というのはご存知だろうか?まあ大体の人は知っているだろう。
丁度この時、怒るとまでは行かなかったが、若干視野が狭まっていた。
そのせいで、背後から迫る血塗れたナイフに反応するのが遅れた。
「後方から殺気なのら!」
慌ててその場にしゃがむ。遅れて舞い上がった髪の数本が、ナイフに持ってかれた。
あの持ってかれていたのが自分だと思うとゾッとするね。うん。
「ほっ!」
即座に四次元ポケットからカノンを取り出し、後ろへ向けて発砲。数発の乾いた音が響いたが、命中したような音はなし。
「おいせっと」
そして即座にバックステップ。すると、先ほどまで俺がいた場所にナイフが刺さっていた。おお、こわいこわい。
「・・・・・・姿が見えないってのが厄介だよなぁ」
先ほどから何本ものナイフが迫ってくるので、それを刀に変化させた銀で叩き落しつつ呟く。
ナイフが飛んできた方向に向かってカノンを発砲するが、命中したような兆しはないし、むしろ飛んでくるナイフの数が多くなる。非常に厄介だ。
「・・・・・・ぁああーもうめんどくせえ!」
襲い掛かる無数のナイフを右手に持った刀で弾きつつ、左手に魔力を込める。
「どっせい!」
そして魔力のたまった左手で地面を殴る。
殴った場所からひびが走り、あたりの建物を巻き込みつつ崩壊する。障害物がなくなったので大分戦いやすくなった。さあどこからでもかかってくるがよい!ハッハー!
「俺はここにいるぞー!・・・・・・ってあら?」
先ほどまで感じていた殺気がない。ついでにナイフも飛んでこない。
え、なに?ちょっと本気出しちゃったからビビったとか?臆病者めが!
「・・・・・・ん?」
崩壊した建物の中から、キラリと光る物を見つけた。
「あんだこら?」
手に取って見ると、白い便箋だということが分かった。さっそく開封し中身を見る。
「・・・・・・へぇ。これは俺に対する挑戦か」
中に入っていた手紙を要約すると、
『連続殺人犯の正体を知りたければ夜○○時にxxへ来い』
とのこと。
「いいだろう。俺に会ったのが運の尽き、こんなものを俺に送ってしまった事を死後も後悔できるようなお仕置きをしてくれる」
とりあえず指定時刻までは暇があったので、色々と準備してから行く事にした。だって何あるか分からんし。
うう・・・・・・どうしよう。犯人の構図が全然定まってない・・・・・・。
しかも今回前回と比べるとやけに短い・・・・・・所詮これが私の限界ですよ!・・・・・・くすん。
ここで記念話挟むのは・・・・・・折角のシリアスが台無しになる。しかもネタない。
あーもー!私にどうしろと言うのだあああああああああ!!