第5話~そろそろ契約~
~龍稀視点~
あの後、なんとかあそこにいたほかの人達全員救出。治療した。死亡者0。頑張った。
で、今はその数時間後教師らしきおっちゃん達が出てきて学園を魔法で直してくれた。いやあ魔法ってすばらしいね。で、目の前には時の勇者(?)がいる。治した後ちょっとしたら目が覚めたらしく、大丈夫?と問いかけたところ、
「もう大丈夫です。さっきはすみませんでした」
といって頭を下げてくれた。・・・・・・まあ、さっきはこっちも年甲斐もなく怒っちゃって申し訳なかったということで終了。
あの後、この世界に興味をもった俺は、コイツと契約をすることにした。本来は勇者(?)が負けた時点で契約は失敗するはずなんだけど、俺がOK出したため、契約することに。
契約する場所はさっきのグラウンド。クレーターも直ってる。
俺の足元にはよくわからない模様の陣 (これは魔方陣らしい)がある。
勇者(?)の足元にも同じ模様の魔方陣。すっげー光ってる。まぶしい。
と、勇者が、
『・・・・・・・・契約に賛成せし異界の住人よ。我の使い魔と成せ――――――』
と呟いた。その途端、俺の足元の陣が光りだした。
「うおっ、まぶしっ!」
カッ!!
一瞬かなり強く発光し、急に光が消えた。
ふと、右手を見てみる。さっきの陣と同じ模様が描かれている。
「ふぅ・・・・・・、これで終わりました」
どうやら終わったらしい。
「これからよろしく頼むぜ勇者(?)さん」
「・・・・・・なんか失礼なこと考えてませんか?」
そこは気にするところではない。
「そういえばお互い名前知らないような気がするんだが」
「あ、話ずらした。・・・・・・まあいいです」
論点ずらしの法がバレとる。
「私の名前はリリア・バールディアです。リリアと呼んで下さい」
「俺の名前は神楽龍稀。・・・・・・この世界じゃ、リュウキ・カグラといったところか」
「リュウキさん・・・・・・?変な名前ですね」
ガシッ メキメキメキ
「誰が変だ誰が。こっちから言やぁおまえの方が変だっつの」
「頭が割れるように痛いいいいいい!!」
そりゃそうだ。アイアンクローだし。・・・・・・・・さすがに可哀想になったので放してやる。あ、涙目だ。
「うう・・・・・・いきなり何するんですか~」
やめて!涙目&上目遣いコンボとかやめて!
「まぁそれはいいとして、と・・・・・・ふぁ~~」
眠い。ものすごく。久しぶりに働いたし。
「俺寝る。部屋案内して」
「・・・・・・・・・・・・」
「案内、してくれるよな?」
ちょっと殺気をこめた視線を送ってみる。
「・・・・・・わかりました。こっちです」
よし。ついたらダッシュでベットだ。
そう思い、歩き出s
「そっち逆ですよ?」
・・・・・・・・・その前にたどり着けるだろうか?
いよいよ学園生活の始まりです。