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第47話~そしてやっぱりこうなる~










 目の前に広がる闇、闇、闇。


 真っ暗な世界。浮遊感。


 その中に佇む、


 真っ白な髪に真っ赤な瞳を持った人物。


 ・・・・・・を、俺は見ている。


「なるほど。寝たらこうなるのか」


「よう。会いたかったぜ?俺」


「俺は会いたくなかった。で?何、やるの?」


 いつの間にか持っていた白銀の刀身の刀の切っ先を白髪の俺に向ける。


「言ったはずだぜ?次は容赦しねェってなァ!!」


 それを漆黒の刀身の刀で上に向けて逸らされる。



 これが死合開始の合図だ。



「おらァ!!」


 とんでもない速さで繰り出される斬撃。


「はっは!どうしたよ。当たらねーぞー」


 それをいとも簡単に避ける俺。時々刀で弾く。


「チッ!『黒龍拳』!!」


 漆黒の拳が俺の鳩尾目掛けて迫ってくる。


「あらよっと」


 それを刀で防御する。結構滅茶苦茶な扱い方だが、刀身にはヒビ一つ入っていない。


「出でよ刻印刀!!」


 霊魂を纏った大太刀がどこからともなく現れる。


 それを空いている手で掴み、二刀流の構えに。


「ほっ!」


 流れるような連撃。


「チッ!!」


 少し辛そうにいなす白髪の俺。めんどくさいので白俺と呼ぶ事にする。


「『魔龍の咆哮』!!」


 二つの刀から、白と黒の龍が現れる。


「遊んでやんなさい」


 二匹の龍が白俺に向かって飛んでいく。


「邪魔なんだよォ!!」


 それを刀を振っただけで消滅させる白俺。コイツチート使ってるだろ。


「『黒龍の咆哮』!!」


 お返しとばかりに二匹の漆黒の龍がこちらに向かって飛んでくる。


「一発食らっとけ!新技『龍撃・十文字』!!」


 二本の刀を十字になるように重ねる。


 そしてそこから十字型の刃が飛ぶ。


 二発の刃は二匹の黒龍に当たり爆発。龍を巻き添えに消滅。


 さらに白俺に向かって飛んでいく。


「『黒撃・龍十字』!!」


 刀を二回振る白俺。


 そこから漆黒の刃が二発、十字型に重なって飛ぶ。


 漆黒の刃が透明な刃を巻き添えに爆発。あたりが煙で包まれる。


「『乱撃・龍の舞』!!」


 二本の刀を出鱈目に振る。


 そこから無数の刃が現れ、白俺がいるであろう場所に飛ぶ。


「『乱舞・黒龍の逆鱗』!!」


 無数の漆黒の刃が現れ、透明な刃を相殺していく。


「いい加減くたばれっての!!めんどくさい奴だな!!」


「てめェがくたばればいい話だろうがァ!!」


 刻印刀を白俺に向かって投げつける。


「『壊れた幻想ブロークン・ファンタズム』」


 指をパチンと鳴らすと、飛んでいった刻印刀が爆発。あたりが火の海に。


「今のは効いたろうな・・・・・・」


 右腕に小さな痛み。どうやらさっきの漆黒の刃が掠めたらしい。これぐらいならすぐ治るから無視。

 

 煙が晴れる。


 白俺が立っていた。


 ただし、至る所傷だらけで。


「・・・・・・まだ終わっちゃいねェぞ・・・・・・!!」


「・・・・・・いい加減諦めろ。お前じゃ俺には勝てない」


「ンなモン知ったこっちゃねェ!!俺はてめェをブッ殺して、俺がてめェになる!!」






「いい加減、寝てろ。奥義『龍神拳』」


 一瞬で白俺の懐へ潜り込み、その腹に拳をあてる。


「・・・・・・破っ!!」


 腕にドンッという強い衝撃。恐らく折れただろうが気にしない。


 白俺がゴム鞠のように吹っ飛び、地面に落ちる。


「・・・・・・いって」


 右腕が変な方向へ曲がっていて、さらに血が出ていた。これは思ったより重症だ。


「・・・・・・もう出てくんなよ?マヂで」


 ゆっくりと視界が白くなる。夢が終わるのだろう。


 日の光が当たっているような、心地いい光だった。

 ライバルっていいですよね。ライバルって。


 互いに高めあう存在・・・・・・そこにシビれる憧れるぅ!


 ・・・・・・ゴホン。失礼しました。最近更新できなくてイライラしてまして。若干テンションがおかしくなっています。


龍「・・・・・・」


 はい、こちら現実世界の神楽くんです。いやあ、グッスリ寝てますね。


 思わずイタズラしたくなりますねぇ(ニヤリ)。


 丁度いいところにマジックがありました。これでキュキューッと・・・・・・よし。



 ククッ。おきて後悔するがいいわ。はっはっは!











龍「・・・・・・んぉ。どうやら現実世界のようだ。いやあ、アイツとはもう二度と戦いたくないね。実力とか拮抗してたし。何より奥義使わないといけなかったし」


龍「ちなみに『龍神拳』の説明なんだが、拳に魔力と気力を練り合わせたものを纏わせ、相手にぶつけるんだ。まだ不安定だから今回は腕が折れたけどな。あっはっは」


龍「普段使わない技だから奥義。他にも色々あるぞ?まあ中には使うと三日くらい寝込むような技もあるけどな。いやあ、あれだけは二度とやりたくないな」


龍「・・・・・・ん?鏡を見ろって?まあ、いいけど・・・・・・(鏡を見る)・・・・・・ほう。これをやったのはどこのどいつだ?よりにもよって油性使いやがって・・・・・・」


龍「・・・・・・ほうそうか。作者アイツか。いやあ、有力な情報をどうも。後でアメちゃんでもあげよう」


龍「・・・・・・さて。本編では使えなかったこの鞭・・・・・・使ってみるか。クク・・・・・・」



龍「ではでは。作者が生きていれば次回をお楽しみに。ア・デュー」


















龍「よう作者。お前よくもやってくれたなァ?」


 げっ!?何でバレとるん!?痕跡はちゃんと無くしたはずやのに!!?


龍「親切な読者さんが教えてくれてなァ。覚悟はできたんだろうなァ?」


 ちょっ、混ざってる!!キャラ混ざってる!!


龍「ンなモン知るかァ!!奥義『龍神拳』!!」


 げふぅっ!!・・・・・・。


龍「・・・・・・ふぅ。ん?カメラまだ回ってたのか。ここからは18禁(グロい意味で)ゾーンだ。撮影はやめとけ」

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