第4話~魔王降臨~
タイトルの意味は特にないとです。はい。
~龍稀視点~
オオオオオオオオオ・・・・・・
「ふーっ、ふーっ、・・・・・・・・・はれ?」
周りを見てみる。
崩れ落ちた校舎。柱の残骸。こげ臭い臭い。
そして、さっきよりもひどくなったクレーター。
「・・・・・・・・・あ~~・・・・・・やってしまった・・・・・・」
あちらの世界にいた時も、町を半壊させるまで収まらなかったっけ。
「とりあえず、生存者確認といきましょうか・・・・・・」
ふらふらと歩き出す。
~勇者(?)視点~
・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・はっ、ここは・・・・・・・・・」
右を向いてみる。・・・・・・・・・ボロボロになった校舎。
左を向いてみる。・・・・・・・・・さっきよりもひどくなったクレーター。
・・・・・・・・・そうだった。使い魔にするために呼び出した人にやられて・・・・・・
起き上がろうとする。が、
「・・・・・・・・・ぁ痛っ・・・・・・」
どうやら怪我をしてしまったらしい。体が動かない。
治癒魔法を唱えようにも、元々魔法なんて使えない。
「・・・・・・・・・どうしましょう、これ・・・・・・」
と、考えていたことを口に出して言ってみた時、
ザッ ザッ ザッ
「お~~~い、誰か生きてる人いる~~~?」
さっき呼び出した人の声だ。・・・・・・・・・なぜだか分からないけど、体が逃げろといっている。
場所を移動しなきゃ・・・・・・
「・・・・・・っ・・・・・・」
ダメだ。体が動かない・・・・・・、それどころか意識も・・・・・・
「・・・・・・ぅっ・・・・・・」
最後に呼び出した人がこちらを向いた気がしたが、そのまま意識が途切れた。
~龍稀視点~
・・・・・・・・・お。いたいた。生存者一名。近くに人の気配なし。まずはコイツからだ。
「お~~~い、大丈夫か~~~?」
・・・・・・・・・・・・へんじがない ただのしかばねのようd
「いやいや、それじゃマズいんだって」
慌てて体を起こしてみる。・・・・・・うわ、右腕折れてるよ。不自然な方向に曲がってるよ。
「・・・・・・・・・仕方ない。ほんとは使いたくなかったけど・・・・・・」
元々持っていた能力、使うとしますか。
けが人の胸に手を当て、意識を集中・・・・・って、こいつさっきの勇者(?)じゃん。まあいいや
集中。体中に気を巡らせる感じで・・・・・・っと。
「・・・・・・・・・聖龍炎っ」
作者が考えたオリジナル技その①。
対象の体中に気を巡らせ、細胞の自然治癒力UP、ついでに怪我も治せる。風邪も治せる優れもの。
欠点は近づいて体のどこかに手を当てないといけないことだったかな。
とりあえず一人治療完了。次いってみよーっ!
またふらふらと歩き出す。
長かったり短かったりするうううううう!!




