第28話~事後処理?~
最近キーを打つ早さが上がったような気がする今日この頃。
とりあえず、大会の結果は優勝。
それもそうだ。相手戦意喪失どころか廃人になったんだし。
いつまでもぶつぶつとうるさいからトドメをさしてやった。全治3ヶ月だそうだ。
優勝賞品は、
「金だぁ――――――!!」
「剣だぁ――――――!!」
とまあこんな感じで。金もらったり剣もらったり。後その他多数。
そんなこんながあって、現在リリアの部屋。
「・・・・・・なぁ」
「・・・・・・何でしょうか」
「どうして・・・・・・こうなったんだろうなぁ・・・・・・」
目の前に、小さな小さなドラゴンが一匹。
ナルシーを社会的に抹殺した後の話になる。
「なあドラゴンさんや。あんたの主人があんなになっちまったけどさ、お前はこれからもアイツについていくのか?」
『馬鹿な事を。あのような軟弱な人間、主人でも何でもないわ』
ナルさんボッコボコ。南無。
「じゃさ、俺の使い魔とかそこら辺に・・・・・・」
『・・・・・・それは、できない』
なんでさ。
『我はあの者と血の契約をしたのだ。我に流れるあの者の血を取り除かない限りは契約はできぬ』
ややこしい。
「まあ、ようは血を取り除けばいいのね?」
『うむ。まさか出来るとでも言うのか?』
「うん多分」
ドラゴンの腹に触れ、手に魔力を込める。
「・・・・・・『パージ(浄化)』!」
カッ!!
ドラゴンが光り始める。
『これは・・・・・・神聖魔法・・・・・・!?』
何か驚いてるけど気にしない。
「穢れはこれかあ!!」
ドラゴンからナルシーの血を取り出す。
「おお・・・・・・出来た」
『お主・・・・・・僧侶でもないのに何故神聖魔法を・・・・・・』
「うん。何か勘でやったら出来た」
『・・・・・・・・・・・・もう何も言うまい』
まあそんなこんながあって、無事契約が終わったんだ。
「よろしく頼むでードラゴン」
『いつまでもドラゴンと呼ばないでくれ。我にはエウリュースという名がある』
「おっけ。じゃあ仕切りなおし。よろしく頼むぜエウリュース『ちゃん』」
『・・・・・・・・・・・・ちゃん?』
「そ。だってお前雌だろ?」
『・・・・・・!! 何故分かった』
「勘」
『・・・・・・我はもう何も突っ込まぬ』
ひでえ。
まあこんなやり取りがあったんよね。
え?あの時めっちゃデカかっただろって?何で今小さいのって?
コイツ、縮めるんだわ。何故か。
「か・・・・・・可愛い・・・・・」
そして現在、リリアのスーパー頬ずりタイムに入っている。エウリュースさん苦しそうです。
『主、出来れば助けて欲しいのだが』
「リリア。そこら辺にしとけ」
「え・・・・・・でも・・・・・・」
「次は俺の番だ」
『主・・・・・・・・・・・・』
結局、エウリュースは一晩中可愛がられたとさ。
こっそり新キャラを出してみるテスト。