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第27話~決着~

よく考えたら今日だけで5話くらい更新してる私。


 まあ、中身薄いし、これくらい普通か・・・・・・。










「・・・・・・・・・・・・はあ」


 深いため息をつく。


 またやってしまった。


 昔から俺は短気な方だった。からかってくる奴がいようものなら全員病院送りにしていた。


「・・・・・・・・・・・・はあ」


 さすがに殺しはしていない。ただ、怒りに身を任せて思いっきり斬ってしまった。





 ついカッとなって殺った 反省はしていないが後悔もしていない。





「リュウキさ・・・・・・!!」


 リリアが近寄ってきてから急に止まった気配。何か驚くことがあったと見る


「リュウキさん!!髪!!髪!!」


 ・・・・・・別に俺ハゲてねえぞ。


 とりあえず髪の毛をつまんで目の前へ。


「・・・・・・あらー?」


 その髪は、先端が真っ白になっていた。


「・・・・・・・・・・・・何でさ」


『恐らく魔力の使いすぎではないかと』


 なぜ使いすぎでそうなる。


『はい。魔力は生命の源とも言われています。それを大量に使ったのです。体のどこかに異常が出てもおかしくありません。』


 そういえば、さっきから体中が痛い。ギシギシ言ってる。


「あー・・・・・・なんか魔力の使いすぎらしいね」


「・・・・・・そうですか。まあ、良かったです」


 リリアには銀の声は聞こえていない。そもそも聞こえるはずがない。


 第一に喋ってないから。



 さっきのドラゴンのように念話を使っていると考えてくれ。ただし、俺にしか聞こえないんだ。


 あんだーすたん?

























「ここは・・・・・・何処だ」


 僕は確か、あの忌まわしい使い魔によって斬られたはず・・・・・・。


 今いるのは、ただひたすらに真っ暗な空間だった。


 何もない。地に足がついている感覚も無い。





 ふと、真っ暗な中に、さらに黒い何かが、こちらに向かって迫ってきた。


「ヒッ・・・・・やめろ・・・・・・来るな!!」


 その黒いものに向かって出鱈目に魔法を放つ。


 しかし、その黒いものは魔法をものともしない。むしろ、魔法を当てるたび大きくなっているように感じた。



「来るな・・・・・・来るな来るな来るな来るな来るな!!」



 なぜかそこから動けず、ただひたすら魔法をうつことしか出来なかった。


「クルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナァ!!」




 やがて、その黒い何かが割れた。


「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・!!」


 しかし、黒い何かからさらに何かが出てきた。


 それは、金髪で、狂気に満ちた顔をした、幼い少女だった。


「・・・・・・ねぇ・・・・・・」


 少女が語りかけてくる。


「ひぃっ・・・・・・!!」









「あなたは・・・・・・」



 ――――――食べてもいい人類?――――――





「うっ・・・・・・うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」




 少女にはあり得ないような巨大な口が彼に迫り・・・・・・







 食べられた。




「ふう・・・・・・ごちそうさまでした♪」


 そして少女は、闇の中に消えた。
























「・・・・・・っていう夢を見せてるんだ」


「なるほど・・・・・・だからあんなにヤバ気な顔を・・・・・・」



 先ほどナルシーを斬った刀『夢幻』は、斬りつけた相手に悪夢を見せるというたいそう危険なものである。


 先ほどイライラしてた時にふと頭に浮かんだので使ってみた。


 ナルシーは泡を吹きながら「来るな・・・・・・来るな・・・・・・」と、うわ言のように呟いている。目の焦点は合っていない。あれは間違いなく廃人コースだな


 ナルシーの夢に出てきた金髪少女・・・・・・分かる方は、分かりますよね?

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